※この記事には、『ウォーキング・デッド』シーズン7とシーズン11パート1のネタバレが含まれます。
『TWD』ジェフリー・ディーン・モーガンの後悔
10年以上の歴史を誇り、現在最終章に突入したドラマ『ウォーキング・デッド』。シーズン11は最終章でありながら、新たな共同体のコモンウェルスやリーパーズが登場するなど、長年のファンを飽きさせない展開が続いている。
とはいえ、メインキャラクターはマギーやダリル、キャロルといった、シーズン当初から登場している面々。そして、シーズン6から登場したニーガンの変化も見もの。
シーズン7で、人気キャラクターのグレンを惨殺した時にはファンから悲鳴があがり、最悪の悪役だと思われたが、演じるジェフリー・ディーン・モーガンの演技力の高さゆえに、今ではシリーズに欠かせない人気キャラクターとなったニーガン。
数年間の牢獄生活や子供たちとの交流を経て、性格に変化があったが、マギーと再会したシーズン11では、彼女との口論のなかで、マギーは「グレンのようには」殺されないと言い放つ場面もあった。
ジェフリーは過去に、ニーガンについて、「変化は確実にあったと思っています。でも、昔のニーガンが消えるとは言えない。あれはいつでも彼の一部になる」と厳しい指摘をしていた。そして個人的には、ニーガンの行動に後悔を持ち続けているようで、米Insiderのインタビューで、異なる方法で演じられれば良かったと思うことはあるかと質問され、こう答えた。
「グレンを殺さないですね」
続けて、「あれは多分、悪い判断でした」との思いを口にした。
ジェフリーは、シーズン11においてマギーの前でグレンの名前を出すことも嫌だったそうで、米EWのインタビューで、「(言わないために)闘いましたよ!あのセリフに関してだけは、すぐに電話して、『あれは言えない。グレンの名前を持ち出すなんてできない』と言いました。『グレンと言った瞬間に、ニーガンがやってきた善い行ないが消え去ってしまう』と。あのセリフを完全に止めようとしました」と明かしている。
ニーガンと聞くと、今でも、とにもかくにもグレンの名前がまとわりつくほど、グレンの惨殺はファンに衝撃を与えた展開。演じたジェフリーにとっても消せない記憶になっているよう。
(フロントロウ編集部)