簡単なのに詐欺れる3つの錯覚メイク
近年SNSでたびたび話題をさらっているのが、顔の気になる悩みをメイクの錯覚でカバーする錯覚メイク。日本では整形メイクとも呼ばれる錯覚メイクは、顔をシュっと見せるコントゥアメイクや鼻を細く見せるノーズシャドウなどが王道だけれど、最近ではより細かいパーツに絞った錯覚メイクのテクニックも話題を呼んでいて、さまざまなパーツで実践する人が増加している。
そんな錯覚メイクでオススメなのが、メイクアップアーティストがオススメする裏ワザ。メイクを知り尽くしたプロは、錯覚を上手に利用する技術も超一流なため、少しのテクニックで差をつけることができる。
今回はプロがオススメする錯覚メイクの中から人中の短縮、二重アゴのカモフラージュ、口角アップが狙える3つの裏ワザをご紹介。
人中短縮:人中の真ん中に影&唇の上にハイライト
鼻の下の人中を短く見せたいときに使えるのが、手持ちの下地とハイライト、シェーディングを使用する錯覚メイク。カナダのバンクーバーで活動するメイクアップアーティストのサンディー・テイラーが明かしたそのテクニックは、たったの3ステップで人中短縮が狙えるという。
まず人中とその付近に下地を塗り、次に唇の山の部分にハイライトをたっぷりとオン。そして最後のステップがとくに重要で、人中の中間辺りにシェーディングで影を入れていく。それによって、自然に影ができる鼻のすぐ下だけでなく、人中の真ん中にも影があるように錯覚させられるため、結果的に人中が短く見えるという。また唇の上にハイライトをのせることで上唇の立体感がアップするため、より短い人中を演出できる。
二重アゴのカバー:戦略的に太めのシェーディングを入れる
二重アゴをカモフラージュしてアゴ周りをスッキリ見せたいなら、頼りになるのはやっぱりシェーディング。でもただフェイスラインにシェーディングを入れるだけでなく、肝心なのは大胆に太めに入れること。
メイクアップアーティストのメリッサ・マングラムは、「あごの中心の裏から左右の耳の下に向かってどんどん太くなるようにシェーディングを入れて、それを首に向けてなじませてみてください」とアドバイス。アゴの中心の裏に大胆に太めに影をつくり、さらに両サイドにかけてより太くなっていくように入れることで、錯覚によりシャープなアゴに近づけられると説明した。
口角アップ:唇の両サイド以外にリップを塗る
口角を上げて見せる錯覚メイクでは、モデルのカーラ・デルヴィーニュやシンガーのデュア・リパなど数々のセレブを手がけるメイクアップアーティストのリサ・エルドリッジが考案したテクニックがオススメ。
リサが考案した錯覚メイクとは、口角ギリギリの部分にはあえてリップを塗らないというメイク法。リサは「唇の左右の両サイドまで目いっぱい塗ると、下がった口角が強調されてより下がって見えるんです」と説明し、まず口角のリップラインとそのやや内側をコンシーラーでカバーし、次にコンシーラーを塗った手前までリップを塗るようアドバイスした。そうすることで下がった口角が強調されず、自然と上向きに見えるのだという。
海外のメイクアップアーティストが明かした錯覚メイクのテクニック。どれも簡単に実践できるので、気になる人はぜひ一度チャレンジしてみて。(フロントロウ編集部)