東京・帝国劇場で開幕した舞台『千と千尋の神隠し』が海外でも大反響を呼んでいる。しかし、称賛する声が相次ぐ一方で「あること」を嘆くファンも…。(フロントロウ編集部)

舞台『千と千尋の神隠し』が海外でも大反響!でも…

 橋本環奈と上白石萌音がダブルキャストで主演を務める舞台『千と千尋の神隠し』が、先日、東京・帝国劇場で開演した。本作は、スタジオジブリの名作アニメ映画を世界で初めて舞台化したもので、帝国劇場を皮切りに、大阪や福岡、札幌、名古屋といった4大都市で7月まで上演する予定となっている。

 舞台『千と千尋の神隠し』は海外でもさっそく話題になっており、舞台が開幕したことを写真付きで伝えたツイートには1万5,000件以上の“いいね”が押されている。

 『千と千尋の神隠し』の舞台版が制作されることが発表された直後、海外のジブリファンのあいだでは喜びの声よりも、独特の世界観をうまく再現できるのか心配する声も多かったが、いざ舞台写真が解禁されるとその完成度の高さと出来栄えに、「なんて素晴らしいんだ!」「完ぺきに再現されてる」といった称賛の声が殺到している。

 しかし、その一方で「あること」を嘆くファンも。ご存じの方も多いと思うが、現在、日本は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う水際対策強化のために、海外からの観光目的の渡航者の入国を制限しており、海外ファンは『千と千尋の神隠し』の舞台をどんなに見たいと望んでも日本に行くことすらできない。そのため、「見たくても日本に行けない」といった声が相次いでいるのだ。

 こうした事情から、「ぜひロンドンにも来てほしい!」など海外での上演を望むファンも多い。実際、海外から複数の上演オファーが届いているというウワサもあり、出演者たちも海外公演に意欲を見せていることから、実現されれば多くの海外ファンが歓喜することは間違いない。

 ちなみに、海外セレブのなかにも『千と千尋の神隠し』のファンは多く、シンガーのアリアナ・グランデやビリー・アイリッシュ、俳優のトム・ホランドがお気に入りの映画に『千と千尋の神隠し』の名前を挙げており、とくにアリアナは千尋のイラストのタトゥーを入れるほど作品への愛情が深い。(フロントロウ編集部)

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