『ハリー・ポッターと秘密の部屋』のオーディションを受けていたエディ・レッドメイン
いよいよ4月8日(金)に日本公開を迎えた『ファンタスティック・ビースト(以下、『ファンタビ』)』シリーズの最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。
作家のJ.K.ローリング氏の脚本による本シリーズは、『ハリー・ポッター(以下、『ハリポタ』)』シリーズが始まる70年前を舞台にした作品で、『ハリポタ』シリーズに登場した本『幻の動物とその生息地』の著者ニュート・スキャマンダーが主人公となっている。
そのニュートをシリーズ1作目演じているのは、『博士と彼女のセオリー』や『シカゴ7裁判』など数々の作品で名演技を披露してきた、ご存知エディ・レッドメイン。彼が2016年に公開されたシリーズ1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』でニュート役に抜擢されてから今年で6年目を迎えるが、ニュートはすっかり彼のキャリアを代表するキャラクターとなっている。
今や、エディが『ファンタビ』や『ハリポタ』シリーズでニュート以外のキャラクターを演じている姿は想像しがたいが、実は、彼は俳優としてブレイクを果たす以前、『ハリポタ』シリーズの別のキャラクターのオーディションを受けていた。
そのキャラクターとは、2002年に公開された『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で初登場した、後の宿敵ヴォルデモート卿となるトム・リドル。
俳優としてテレビ作品には出演していたものの、まだ映画への出演経験はなかったエディは当時、16歳という設定だったトム・リドル役のオーディションに臨んだのだが、残念ながら、セリフを1つ読んだだけで落とされてしまったという。トム・リドル役には最終的にクリスチャン・コールソンが抜擢された。
エディはその後、2006年に公開された『ザ・デンジャラス・マインド』で映画作品へのデビューを果たした。
その高い演技力が評価されているエディのことなので、きっと悪役トム・リドルも見事に演じていたはず。エディが演じるトム・リドルも観てみたかったが、もしもエディが当時のオーディションに合格していたら、今のニュート役への抜擢はなかったかもしれない。(フロントロウ編集部)