ジョニー・デップが送ったとされる過激メールの内容を友人が認める
俳優のジョニー・デップが元妻で同じく俳優のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判で、ジョニー側の証人として、彼の幼なじみで、かつてジョニーがロサンゼルスのダウンタウンに所有するペントハウスに無償で暮らしていたアイザック・バルークが出廷。ジョニーを擁護した一方で、ジョニーが送ったとされる過激なメールの内容を認めた。
アイザックによると、彼は“ご近所さん”としてアンバーとも親しくしていたそうで、2016年5月、アンバーから暴力的になったジョニーが携帯を投げつけ、それが彼女の顔にあたったと聞かされたという。そのときアイザックは明るい場所でアンバーのすぐ近くに立っていたが、彼女の顔に目に見える傷はなく、化粧もしていなかったと主張。
数日後に会ったときもアンバーの顔には「切り傷も、あざも、腫れも、赤みもなかった」ため、アンバーが離婚を申請し、顔にあざがあるところをパパラッチに撮られたときは大きなショックを受けたと語った。そして、次第にアイザックのなかでアンバーに対する不信感がつのり、それから何日か経った頃に、アイザックはアンバーの部屋を訪ねて、彼女と友人関係を継続することはできないと告げたそう。
続く反対尋問でアンバーの弁護士から、ジョニーがアンバーのことをCワードと言われる侮辱的な卑語で呼んでいた件について質問されたアイザックは、事実であることを認めたうえで、自身もジョニーからCワードで呼ばれたことがあるとして、ジョニーにとってその言葉はとくに深い意味のあるものではないことを強調。
また、ジョニーが送ったとされるメールに、「(アンバーの)腐乱死体がホンダ シビックのトランクで腐敗することを望む」、「アイツのせいで、せっかくのいい生活が台無しだ」と書かれていたことを問われると、「はい、そう書かれていました」と答えた。以前、フロントロウでお伝えしたが、ジョニーはアンバーの死をほのめかすような同様のメールを俳優仲間のポール・ベタニーにも送っていたことが明らかになっている。
ちなみに、ジョニーがアンバーに暴力をはたらいていたことを知っていたかという問いに対し、アイザックは、「私はそのような主張がどのようなものであれ、見たことも、聞いたこともありません。一度もです」と否定している。
2020年の名誉毀損訴訟で敗訴したジョニーが臨む裁判はまだ始まったばかりで、約1ヵ月半にわたって行われる予定。先ほど名前が挙がったポールやアンバーの元恋人で実業家のイーロン・マスクも証人の候補者として名前が挙がっている。(フロントロウ編集部)