ジョニー・デップが右手の中指を損傷した騒動で、ジョニーは元妻のアンバー・ハードが投げたお酒の瓶が当たって負傷した主張も、ジョニーの主治医からは逆の証言が。(フロントロウ編集部)

ジョニー・デップの主治医が指切断騒動を振り返る

 ジョニー・デップが元妻のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判で、2014年からジョニーの薬物依存症の治療にあたるデヴィッド・キッパー医師が指切断騒動について振り返った。

 ジョニーが右手の中指の一部が欠損するほどの大怪我をしたのは、2015年、アンバーと結婚して約1ヵ月後のこと。この怪我について、アンバーは2016年の離婚裁判で、口論になった際にジョニーがボトルや窓などを割るなどして暴れ、その破片で右手の中指を損傷したと証言しているが、ジョニーは、アンバーが投げたウォッカのボトルが当たって負傷した主張している。

画像1: ジョニー・デップの主治医が指切断騒動を振り返る
画像2: ジョニー・デップの主治医が指切断騒動を振り返る

 しかし、指の怪我について、キッパー医師はジョニーから“自分で指の上部を切り落とした”と聞かされていたという。2015年3月7日の夜、「中指の上部を切断してしまった。どうしたらいい?もちろん病院に行く以外にという意味で」という相談のメールを受け取ったキッパー医師は、すぐにジョニーのもとに駆けつけて応急処置を施すと、彼を近隣の病院の緊急治療室へと運んだ。キッパー医師によると、ジョニーは搬送先の病院の医師にも「自分でナイフで指を切った」と説明していたそうで、キッパー医師が事故の夜に記したとされるメモにも“瓶が投げつけられた”という記載はなく、ジョニーが自分で切ったということだけが書かれていた。

 また、その後、ジョニーから「何もかもありがとう。もう二度と指を切ってはいけないという戒めに左中指を切り落としたよ!」という、ブラックユーモアをまじえたメールが送られてきたこともキッパー医師は明かしている。家庭内暴力(DV)が起きると当事者はその事実を周囲に隠すことがあるが、今回の医師の証言はジョニー側にはマイナスだったと見られている。

 フロントロウでお伝えしたが、指切断騒動については、2020年にジョニーがイギリスの大衆紙の発行元を相手取って行なった名誉毀損裁判でも議題にあがった。この裁判の証言録取で、ジョニーは当初、アンバーを守るために、自宅にあるアコーディオン式の大きなドアに挟んだとウソをついていたと語っている。

 ちなみに、切断された指の破片は、ジョニーとアンバーの口論の現場となった家のキッチンの床で見つかったといい、ジョニーのスタッフのひとりが病院に届けたが、治療にあたった医師はジョニーの落ちた指先を元に戻すことができず、やむなく彼の手の一部を移植して指先を再生したと、過去の裁判でアンバーの弁護士が証言している。(フロントロウ編集部)

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