MCUの最新映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に同性愛者のキャラクターが出演していることを理由に、サウジアラビアなど一部の国で同作が上映禁止になったことが明らかになった。(フロントロウ編集部)

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』にゲイのキャラクターが登場

 日本で2022年5月4日に公開を控えているMCUの新作映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』

 同作では、マーベル初のラテン系でLGBTQ+のキャラクターであるアメリカ・チャベスがMCUデビューを果たすことでも注目を集めているが、レズビアンであるこのキャラクターが登場することが理由で、サウジアラビアやエジプト、カタール、クウェートで同作が上映禁止になったことが報じられた。

 サウジアラビアやカタールといった、同性愛が禁止されているアラブ諸国でMCUのコンテンツが同様の理由で上映禁止になったのは今回が初めてではなく、2021年11月に公開された映画『エターナルズ』もまた、同性愛者のカップルが登場することを理由に上映禁止に。また、日本では2022年2月に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督による映画『ウエスト・サイド・ストーリー』も、トランスジェンダーのキャラクターが登場することを理由に上映が禁止された。

画像: 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でアメリカ・チャベスを演じるソーチー・ゴメス。

『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でアメリカ・チャベスを演じるソーチー・ゴメス。

 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』でソーチー・ゴメスが演じるアメリカ・チャベスは、マルチバース間を自由に移動できる能力の持ち主で、ドクター・ストレンジによってマルチバースが開かれてしまった後の世界を舞台にした本作で重要な役割を担うことが期待されている。

 同作で監督を務めるサム・ライミは以前、アメリカ・チャベスが果たす役割について英Empireに次のように語っている。「ストレンジはマルチバースについて継続して学んでいます。そこに、自由に移動することができるキャラクターが登場するのです。常になんでも知っているような存在だった彼が、子供から学ぶ必要があるというのは、賢明だと思います」。(フロントロウ編集部)

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