カミラ・カベロがLGBTQ+の若者や家族を守るための基金を設立
4月8日にソロとしてのサードアルバム『ファミリア』をリリースした、米・フロリダ州出身のシンガーであるカミラ・カベロが、故郷フロリダ州で成立したLGBTQ+に差別的な法案からLGBTQ+の若者やその家族を守るための基金「Protect Our Kids」を設立することを発表した。
この基金は、今年に入ってからフロリダ州で成立した、通称“ゲイと言ってはいけない法案(Don’t Say Gay Bill)”として知られる法案を受けてのもの。この法案は、小学校で性的指向や性自認について話すことを教師に禁ずるというもので、子供たちから学校で多様性に触れる機会を奪ってしまう法案となっている。
今回、カミラは慈善団体であるEquality Floridaと、市民権運動を行なってる団体であるLambda Legalらと共に緊急基金として「Protect Our Kids」を設立。フロリダ州で暮らすLGBTQ+の若者やその家族たちを守るために設立されたこの基金は、法案の影響を受けた若者たちや教師、その家族たちにリソースを提供するものとなっている。
「フロリダで育ち、今も暮らす者として、故郷である州がこの法案を通過させ、学校に差別を招いて若いフロリダ州民たちの健康と人生を危険に晒していることに愕然としています。私たちはすべての生徒たちを守り、あらゆる家族をリスペクトしなければなりません」とカミラは声明で述べている。
「LGBTQの若者たちや家族のために共に結束し、このヘイトに満ちた法律をLambda LegalとEquality Floridaに止めてもらうためにProtect Our Kids基金に寄付を募ることに協力してくれる創立パートナーたちに感謝しています」。
米Varietyによれば、「Protect Our Kids」には多くの企業や著名人が協賛しているといい、米スターバックスや米Amazonミュージックといった企業のほか、ドラマ『glee/グリー』などで知られる名プロデューサーのライアン・マーフィーや、ドラマ『モダン・ファミリー』などで知られる俳優ジェシー・タイラー・ファーガソンとその夫ジャスティン・ミキタら、セレブたちも共同創設メンバーとして名を連ねている。(フロントロウ編集部)