ジョニー・デップ、アンバー・ハードのセックスシーンに怒り爆発
元夫のジョニー・デップからドメスティック・バイオレンス/家庭内暴力(以下DV)を受けたと主張するアンバー・ハードが、自身の出演作のセックスシーンを見て激怒したジョニーから暴力をふるわれたと、現在行われている名誉毀損裁判で語った。
フロントロウで連日お伝えしているが、ジョニーは、アンバーが2018年に米Washington Postに掲載された論説のなかで、名前こそ出さなかったもののジョニーであることがわかるかたちで、彼によるDVを告発したことが名誉毀損にあたるとして、5,000万ドル(約64億円)の損害賠償を求めている。一方のアンバーも、ジョニーが彼女のキャリアと評判を傷つけるために仕組んだ中傷キャンペーンによって甚大な影響を受けたとして、1億ドル(約130億円)を求めて逆提訴した。
ジョニーは、アンバーはおろか「これまでの人生で女性を殴ったことはありません」と、DV疑惑を一貫して否定しているが、アンバーはジョニーと出会ってから離婚するまでのあいだにたびたび暴力をふるわれていたと主張しており、今回の裁判ではジョニーがDVの加害者か否かが重要な争点となっている。
現地時間5月16日、再び証言台に立ったアンバーは、彼女が映画でヌードを披露したり、セックスシーンを撮影したりすることにジョニーが不満を持っていたことを明かすと、映画『ロンドン・フィールズ』で自身のボディダブル(替え玉)が演じたセックスシーンを見てジョニーが激怒したときのことを振り返った。
アンバーは、「実際には私は撮影していませんが、彼はそのシーン(セックスシーン)を一緒に見ることを要求してきました。私にはものすごく嫉妬深い男性(ジョニー)がいて、セックスシーンは撮影しないというルールを破ったことで彼はすでに怒っていました。彼は憤慨していました。そして、私のことを嘘つきと呼んだり、娼婦と呼んだりしました」と言うと、続けて、当時滞在していたフランスのシャトーで『ロンドン・フィールズ』のスクリーナー(試写用の映像)を一緒に見たあと、激昂したジョニーから暴力をふるわれたと証言。「寝室で顔を平手打ちされました。そのあと、顎を殴られ、さらに押されたか、あるいは投げ飛ばされました。私の体は(部屋にあった)古い教会の家具のあたりまで飛んでいきました。あとで脳震盪を起こしたかと思いました」と述べた。
現地時間4月11日から始まった裁判はあと約2週間続く予定で、正確な日程は不明だが、すでに一度証言を行なったジョニーが再び証言台に立つことが伝えられている。(フロントロウ編集部)