世界3大ギタリストとして称されるエリック・クラプトンが、新型コロナウイルスに感染したと発表された。(フロントロウ編集部)

2ヵ所での公演を延期すると発表

 ヒット曲「Layla」などでお馴染みのエリック・クラプトンは、5月から欧米を周るツアーをスタート。イギリスのロイヤル・アルバート・ホールで行なわれた公演では、2月に亡くなったプロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーを追悼するために、「Lead Meto the Water」をカバー。

画像: 2ヵ所での公演を延期すると発表

 久しぶりのツアーということで大盛り上がりしたが、2日目の終演後にクラプトンと彼のチームのメンバーが新型コロナウイルスに感染していることが発覚した。

 声明によると、クラプトンは新型コロナウイルスによって「苦しんでいる」という。そして「彼は医療アドバイザーから、あまりに早く旅行や演奏を再開すると、完全に回復するのが大幅に遅れる可能性があると言われています」と明かし、スイス・チューリッヒとイタリア・ミラノで行なわれる公演を延期すると発表した。

酷い副反応から反ワクチン派になったクラプトン

 クラプトンはアストラゼネカ社のワクチンを2度打っているものの、その後、反ワクチン派となり話題になっていた。

 そのきっかけとなったのは、ワクチンの副反応。クラプトンはひどい副反応に悩まされていたようで、友人のロビン・モノッティ・グラジアデイがTelegramに共有したクラプトンからもらった手紙には、「はじめアストラゼネカのワクチンを打ったら、すぐに激しい反応が出て、それが10日間続きました。結局的に回復したが、2度目の摂取は12週間後だと言われました」、「その6週間後、2回目のアストラゼネカのワクチンを提供されて私はそれを打ちましたが、その危険性を少ししか理解していませんでした。手足が凍りつき、しびれたり、熱くなったり、2週間はほとんど役に立たなかった。もう二度と演奏できないのではないかと心配した(私は末梢神経障害に苦しんでいるので、そもそも注射針に近づくべきではなかった)。しかし、プロパガンダでは、ワクチンは誰にでも安全だと言っていた...」と書かれていた。

画像: 酷い副反応から反ワクチン派になったクラプトン

 そんなクラプトンは、ワクチンの副反応などについて歌った「This Has GottaStop」をリリースしたり、ワクチン接種の証明が必要となる会場ではコンサートを行なわないことを明言したりしてきた。

 現在は新型コロナウイルスに感染し、療養しているクラプトンだが、5月20日のイタリア公演での復帰を目指しているという。(フロントロウ編集部)

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