ジョニー・デップが元妻のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判で、ジョニーが喧嘩の際に自傷行為に及ぶことが何度かあったとアンバーが証言。(フロントロウ編集部)

アンバー・ハード、ジョニー・デップの自傷行為を目撃したと証言

 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどの代表作で知られる俳優のジョニー・デップが元妻で同じく俳優のアンバー・ハードを名誉毀損で訴えた裁判で、ジョニーが喧嘩の際に自傷行為に及ぶことが何度かあったとアンバーが証言した。

 ご存じの方も多いと思うが、ジョニーは、アンバーが2018年に米Washington Postに寄稿した論説のなかで、名前こそ出さなかったもののジョニーであることがわかるかたちで、彼によるDV(家庭内暴力)を告発したことが名誉毀損にあたるとして、5,000万ドル(約64億円)の損害賠償を求めて提訴。一方のアンバーも、ジョニーが彼女のキャリアと評判を傷つけるために仕組んだ中傷キャンペーンによって甚大な影響を受けたとして、1億ドル(約130億円)を求めて逆提訴している。

画像: アンバー・ハード、ジョニー・デップの自傷行為を目撃したと証言

 現地時間5月17日、この日が証言台に立つ最終日だったアンバーは、とくに2人の関係が終わりに差しかかっていた2016年に、ジョニーが口論の最中に自分を傷つけるような行動に出ることがたびたびあったと主張。アンバーは「彼は喧嘩になると腕を切ろうとしたり、ナイフを胸にあてたりして、最初は実際に血を流すこともありました」と言うと、「自分を使ってタバコの火を消そうとすることもありました。私にタバコをちらつかせ、私を使って火を消そうとしたことが1回か2回ありました。たいていの場合、彼は私に叫びながらやるんです。私に向かって叫びながら、目の前でタバコを自分の頬につけるような仕草を見せたこともありました」と語った。

 実際、今回の裁判の序盤に法廷で流された音声にも、「どこに傷をつけたらいい?」(ジョニー)、「切るのはやめて。お願いだから自分の体を傷をつけるようなことはしないで。なんでそんなことをするの?どうかそんなことはやめて。自分で自分を傷つけるようなことはしちゃダメ」(アンバー)という会話が収められていた。この音声は、離婚申請後の2016年7月、アンバーのほうから会いたいとの申し入れがあり面会したときに録音されたもので、前述のやりとりがあったときの自身の精神状態について、ジョニーは「私はもう限界で、壊れていたんです」とのちに法廷で証言している。(フロントロウ編集部)

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