エズラ・ミラーに法的トラブルが続出
映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズのクリーデンス役や『ジャスティス・リーグ』のフラッシュ役で知られる俳優のエズラ・ミラーからハラスメント行為を受けたと主張するマサチューセッツ州在住の親子が、裁判所から保護命令を受けたと米Daily Beastが報じている。
Daily Beastの調査によると、保護命令を申請した親子が今年2月、階下の隣人の家にいたところ、隣人の友人の友人とされるエズラが現れたという。このときエズラは防弾チョッキを着用していて、非常に不安定な精神状態だったそうで、ボードゲーム「Parcheesi」のルーツをめぐって議論になると「お前は自分が何を言ってるのかわかってないだろ?何を言った?今、何て言ったんだ?」と突然激昂し、上着の下に隠した銃を見せて、「そんなこと言ってると、本当に大変なことになっちゃうよ」と脅してきたと隣人は証言している。
エズラはその場にいた11歳の子供(現在12歳)に強い興味を示していたそうで、母親は、子供と話をしたエズラから「あなたの子供と幅広い話をした。彼ら(※)は多くの力を持っている。あるとき、もう自分ではコントロールできないことに気づくはずだ。彼らは高尚な存在であり、私のような人間が導いてくれるのは幸運なことだ」と言われたと明かしている。
※被害にあったとされる子供はノンバイナリーで「they/them」というプロナウン(代名詞)を使っている。ちなみに、エズラ自身もノンバイナリーであることを公表している。
また、Daily Beastの取材に応じた子供は、「私に妙に惹かれ、私の服が好きだとか、スタイルが好きだとか、素晴らしいという話をずっとしてました」、「本当に居心地が悪かったです。それにすごくナーバスになりました。母を怒鳴りつけ、母が泣いているのを見て、(エズラの)そばにいるのが怖くなりました」と当時の恐怖を振り返った。
その後、エズラは親子に謝罪したが、それ以降も何度か2人のもとを訪ねて困らせることがあったそうで、子供に同意なく抱きつく、お尻のあたりを触る、体を密着させるなどの不適切な行為があったと親子は主張している。
ちなみに、エズラが抱える法的トラブルはこれだけではない。当時12歳だった活動家のトカタ・アイアンアイズ(現在18歳)を“洗脳”し、アルコールや薬物を与えて非行に導いたとしてトカタの両親から訴えられているほか、今年3月にも、知り合いの夫婦を脅迫するなどして接近禁止令を出される(※のちに取り下げられた)という出来事があった。(フロントロウ編集部)