70代x70代x20代のトリオが主演
ドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』は、コメディ界のレジェンドである70代のスティーブ・マーティンとマーティン・ショート、そして若者に人気が高い20代のセレーナ・ゴメスが主演トリオを務めるミステリーコメディ。本作は、“真犯人は誰!?”というミステリーの醍醐味に加え、主演3人の可愛らしすぎるコミカルなやり取りが大絶賛されており、シーズン1は米Hulu最大のヒットコメディシリーズとなった。
6月28日(火)からシーズン2の日米同時配信が始まる本作は、じつは当初は“男性3人”を主人公にした作品になるはずだったという。
米Deadlineにてセレーナ起用のいきさつを聞かれたスティーブは、「確か、(エグゼクティブプロデューサーの)ダン・フォゲルマンだったと思います。3人の年寄りということだったんだが、その中に若い女性を入れることには明確な意図があったのだと思います」と回答。
そして後日、ポッドキャスト番組『Awards Chatter』でセレーナが起用のいきさつを詳しく語った。
セレーナは、「スティーブはマーティンがいなければ参加しないと言ったそうです。それでマーティンが出演することになり、その後スティーブが(プロデューサーの)ジョン・ホフマンと会って話をしたときに、プロデューサーたちのなかから、(3人目は)ずっと世代の離れた女性はどうかという考えが出たそうなんです。スティーブがそのアイディアは面白そうだと気に入ったそうです」と明かすと、「声をかけてもらえたことは、これ以上ないくらいラッキーなことでした。(制作陣の)みなさんとしばらく話して、自分がどれだけ実録犯罪ものに魅了されているかを話しました。実際に番組ができた今、3人の男性たちの番組としては想像できないですね」と続けた。
そうして、約8年ぶりのドラマシリーズへの主演が決まったセレーナ。「スティーブもマーティンも、私という存在は知ってくれていたと思います。でも、私の作品までは知っていたかどうかは分からないです」と語ったセレーナ自身はスティーブとマーティンについて知っていたそうだが、共演が決まってから彼らの出演作をさらに多く見るようになったそうで、「(映画を見た)翌日に撮影現場で(スティーブに)映画のことを質問していました。彼はすごく嬉しそうでしたよ」と明かした。
舞台裏でも劇中のような仲良しぶりが伝わってくるエピソード。ドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』シーズン2は、ディズニープラス「スター」で6月28日(火)より独占配信。(フロントロウ編集部)