キアヌ・リーブス、F1観戦のために渡英
7月第1週目の週末には、イギリスのシルバーストン・サーキットで開催されたF1のイギリスGPを観戦しようと、多くの著名人が足を運んだ。そのなかには、その日が還暦の誕生日だったスター俳優のトム・クルーズなどもおり、どれだけ人々がレースに熱狂したかが分かる。
そしてサーキットには、車やバイクが大好きなことで知られる俳優のキアヌ・リーブスの姿も! ハリウッドきっての人気俳優である彼は、この日も“いつもどおり”な恰好で、髭を伸ばし、キャップを被って会場を歩いていた。しかしその首には、「VIP」と書かれたカードがかけられおり、さすがキアヌな出で立ち。
F1のCEOであるステファノ・ドメニカリ氏と固い握手を交わすキアヌの姿も公開されている。
そんなキアヌは、アストンマーティンのガレージでレースを観戦。いくら彼が大スターとはいえ、レースの主役は車と各チーム。しかしカメラは、そこにいるキアヌのオーラを無視できなかったよう。ある時には、カメラが映したのはレースからの…キアヌ。
またある時には…机に寄りかかってレースを観戦するキアヌ。
どうしても注目されてしまうキアヌなのだった。そんな彼がF1を観戦するのは、これが初めてではない。また、2009年には第35回トヨタ・グランプリのプロ/セレブリティ・レースにドライバーとして参加し、4位入賞を果たした経歴を持つ。
そのため、彼がF1を追ったドキュメンタリーを撮るというのは不思議ではない。じつは今回彼がF1観戦のためにイギリスに飛んだのは、そのため。2008年にホンダがF1を撤退した後の2009年のF1を読み解くドキュメンタリーとなるそうで、ロス・ブラウンやジェンソン・バトンといったキーパーソンたちへのインタビューも含まれるという。また、今回キアヌをホストしたのもブラウン氏本人だったよう。
元F1レーサーであり、英Sky Sportsの評論家であるマーティン・ブランドルと話したキアヌは、ドキュメンタリーの制作について、「友人がこの話をしていて、衝撃を受けました。『そうか。その物語を話そうよ』となって、当時のF1で何が起こっていたのかを学べたのは非常に素晴らしいことでした。F1でいろいろなことが起こっていたんですね。F1の世界は途方もない。いつでもそうです。しかしブラウンの年は、さらに特別なことが起こったと思います」と語った。
(フロントロウ編集部)