ホワイ・ドント・ウィーが虐待を告発
ソロとして活動していた5人の歌うま男子が、「why don't we(してみたらどうだろう)?」というひと言から2016年にアメリカで結成したボーイズグループのホワイ・ドント・ウィー(Why Don’t We)。あまりの人気っぷりに、エド・シーランが逆オファーをして「TrustFund Baby」という楽曲を提供したほど。
そんなホワイ・ドント・ウィーだが、プロダクション会社シグニチャー・エンターテイメント・パートナーズのマネージャーの1人であるデヴィッド・レフラーに精神的、感情的、経済的な虐待されていたことを、2021にSNSで赤裸々告白。
また、メンバーたちは米ラジオ番組『Zach Sang Show』にした際、コロナ禍以降およそ1年半にわたって報酬が支払われていないとも明かしており、マネージャーとマネージメント会社を相手取り、契約の破棄を求めていた。
その間も新曲をリリースし続けていたホワイ・ドント・ウィーのメンバーは、2020年にリリースしたアルバム『The Good Times and the Bad Ones』を引っ提げて7月からアメリカでツアーを行なう予定だったが、急遽中止にすることを発表し、それと同時に活動休止すると声明を出した。
ツアーの中止が決定し、正式に活動休止
ホワイ・ドント・ウィーのメンバーたちはツアー開始まで1ヵ月を切るなか、SNSに連名でこう記した。
「ホワイ・ドント・ウィーとして活動を始めた時に契約したプロダクションから決別するために行なわれている法的闘争に関する不測の事態により、残念ながら2022年のGood Times Only Tourをキャンセルすることになりました。払い戻しは購入先で自動的に処理されます。私たちのキャリアを通して行ないたかったことは、素晴らしい音楽を作り、素敵な皆さんのために演奏することだけでした。この発表をもって、ホワイ・ドント・ウィーは正式に活動休止することになりました。皆さんの愛とサポートは、私たち5人の全てです。愛してるよ!」
また、ホワイ・ドント・ウィーの公式SNSではこの声明文と共に、彼らがシグニチャー・エンターテイメント・パートナーズから受け取ったとされる停止命令書の一部を公開。そこには、「このツアーにおいていかなるプロモーターや会場」とも契約することを認めないと書かれていた。
ツアー中止はともかく、活動休止は予想外のことで、ファンにとって大打撃。現在のところ所属事務所のシグニチャー・エンターテイメント・パートナーズからは何も発表されていない。(フロントロウ編集部)