『ストレンジャー・シングス』でマレーを演じるブレット・ゲルマンが、ウィルのセクシャリティについて全力で愛情いっぱいな思いを語った。(フロントロウ編集部)

 ※この記事には、ドラマ『ストレンジャー・シングス』シーズン4のネタバレが含まれます。

マレー役ブレット・ゲルマンからウィルへの愛情

 2016年にシーズン1が配信開始となったドラマ『ストレンジャー・シングス』も、シーズン4までが公開され、幼い子どもたちだったメインキャストも大人になった。裏側の世界との戦いだけでなく、キャラクターたちの思春期の成長も描かれてきた本作では、シーズン4でウィルがゲイであることが明らかに。

 作中でウィルが自分のことをゲイだと明言するシーンはなかったが、演じたノア・シュナップが米Varietyのインタビューで、「彼がゲイであり、マイクを好きなことは100%明らかです」と話した

 マイクはイレブンと付き合っているためウィルは片思い中であり、さらにドラマの舞台が80年代であることから、ゲイであることを公言できる社会ではなく、ウィルのセクシャリティに関する物語は苦しい状況。しかし作中では、ウィルの兄ジョナサンが弟の状況を察して、自分は味方であると語って抱きしめる温かいシーンもあった。そして現実では、意外な人物がウィルを応援している。

 シーズン3から登場したロシア語が話せるマレー。ノリがクレイジーで、“キャラが濃い”といえばこの人と言えるようなキャラクターを演じたブレット・ゲルマンは、自身のツイッターで、ウィル・バイヤースとマイク・ウィーラーを組み合わせた「バイラー」というペアネームを使って2人の恋を応援した。

 「バイラーがバイラーのためにあるのであれば、私もバイラーを支持する。もしあれが(カップリングの)マッチなのであれば、そうであるべき。マイクがそれに乗り気でないなら、私もバイラーを支持しない。なぜなら、そうなるとウィルが傷つくから。私はエルにも傷心になってほしくないし。でももしバイラーがそうであるならば、私はバイラーを最高に支持する!!!」

 子ども達への愛が溢れる、勢いのあるツイートでウィルを応援したブレット。彼の元には、ホモフォビアな人々からコメントも寄せられたが、それを受けて彼はきっぱりと強く意見を述べた。

 「あなたたちホモフォビアが、私をゲイと呼ぶことが侮辱になると考えていることは哀れだ。それ(ゲイと呼ぶこと)は褒め言葉だ。だからありがとう。どのような形であれ、私は愛を届ける。そしてそれが出来ない君たちは、何かを直視するのが怖いんじゃないのか」

 ゲイと呼ぶことが侮辱になると考えているのは何故なのか。差別意識というものについてもハッとさせられる指摘も行なった彼は、続けて、「私はLGBTQ+コミュニティとともにある」とツイート。そして最後に、イレブンとマイクを別れさせたいわけではないという説明とともに、ウィルやLGBTQ+コミュニティへの愛情を綴った。

 「明確にさせてほしいが、私はイレブンとマイクのことも支持している。もしそれが運命なら。私はウィルに自分自身への愛や、愛を見つけてほしいし、彼が本当の自分を見つけることも願っている。自分自身であることや、自分が愛している人について、誰も恥じるべきではない」

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.