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マネスキン、ヴィクトリアの「胸」が理由でパフォーマンスと無関係の映像が流れる【VMA2022】

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BY FRONTROW Editorial Dept.
マネスキン、ヴィクトリアの「胸」が理由でパフォーマンスと無関係の映像が流れる【VMA2022】

MTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV VMA)で、マネスキンのパフォーマンスの一部映像が差し替えられる出来事があった。(フロントロウ編集部)

マネスキンのパフォーマンスの映像が差し替えられたことに不満の声

 現地時間8月28日に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV VMA)で、マネスキンが新曲「Supermodel(スーパーモデル)」の圧巻のステージを披露するも、とある事情によりパフォーマンスの映像に規制がかけられた。

 リアルタイムの放送はもちろんのこと、MTVの公式SNSやYouTubeにアップロードされた動画では計3回、合計約30秒にわたってマネスキンのパフォーマンス中ではないときに撮影された客席の俯瞰映像に差し替えられている。上の動画で確かめたところ、パフォーマンスの音声はそのままで、映像だけ無関係のものが流れるというシュールな時間が1分39分から2分02秒の約23秒間にかけて続く。このほかにも、1分07秒から1分10秒、1分28秒から1分31秒にかけて映像が切り替わる瞬間があった。

 でも、一体なぜ? 米Page Sixによると、パフォーマンス中にベーシストのヴィクトリア・デ・アンジェリスのトップスが肩からずり落ちて、胸が露出したためだという。

胸を規制したMTVに批判殺到したワケ

マネスキンのベース、ヴィクトリアの“アクション”

 以前、フロントロウでお伝えしたが、ヴィクトリアは女性の体が性的消費の対象とされることに反発して、トップレスでパフォーマンスを行なっていることで知られる。ただし、“隠さざるを得ない”という理由で乳首はニップレスやシールを貼るなどして見えないようにしており、この日も左胸にはハート型のニップレスをつけていたが、右胸は衣装に覆われていたため何もつけていなかった。

 演奏に集中していたこともあって、ヴィクトリアは衣装がはだけたあともパフォーマンスを続行。MTV側はやむなく映像を差し替えるという対応を取ったが、生放送を見ていた人たちはそういった事情を知らなかったため、映像が突然切り替わったことに困惑する声が相次いだ。

 ちなみに、放送コードがあるのでしょうがないとはいえ、本当は“乳首を出せるなら出したい”と話すほど、ヴィクトリアが強い意志を持っていることをよく知るファンからは、今回のMTVの対応をめぐって「男性がお尻を出すのはよくて、女性の胸はダメなんておかしい」、「(男性の乳首はアリで女性の乳首はナシという)まさにダブルスタンダード」、「検閲でマネスキンのパフォーマンスを台無しにした」など不満の声が続出している。(フロントロウ編集部)

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