プーさんとピグレットのスプラッター復讐劇
今年2022年からくまのプーさんがパブリックドメインになったことで、さっそく突拍子もない映画が制作された。それは、プーさんとピグレットが殺人鬼になったホラー映画。リース・フレイク=ウォーターフィールド監督による『Winnie the Pooh: Blood and Honey』は、5月に場面写真が公開されたことで大きな話題になったが、このたび、遂に予告編が公開された。
そして、プーさんだと侮るなかれ。予告編だけで惨殺に次ぐ惨殺。オルゴールのBGMと“殺人の音”の不協和音には鳥肌が立つ。R-18では足りないのではないかと思わせる仕上がり。もちろんそれ以上の年齢制限はないのだが。
ウォーターフィールド監督が米ポッドキャスト番組『Development Hell』で詳しく説明したところによると、プーさんとピグレットは食料を得られなくなり、飢餓に直面し、野生化。そしてその解決策は、イーヨーを食べることだった…。そしてクリストファーが妻をプーさんとピグレットに会わせようと連れて帰ってきた時、彼らの中にあった憎しみが爆発し、惨殺が始まった…。
プーさんとピグレットの着ぐるみを着た殺人鬼という設定かと思いきや、監督は「これはもちろんプーさんとピグレットです。マスクを被った2人の人間ではありません」とコメントしており、本物の熊(プーさん)と豚(ピグレット)が襲いかかってくるという設定だった。
監督は本作が5月に話題になった際に、インスタグラムで「子供の頃の思い出を破壊する時間だよ」という怖すぎるメッセージを残していたが、本気だったよう。さらに監督には、すでに続編のアイディアもあるという。
ホラー・スプラッター映画好き以外からも注目を集める本作だが、この怖さはホラー好き以外は耐えられないかもしれない…。とにもかくにも、日本公開が期待される。
(フロントロウ編集部)