ジャスティン・ビーバーの来日公演は予定どおり開催、運営が声明
フロントロウでお伝えしたが、今年6月、ラムゼイハント症候群であることを公表したシンガーのジャスティン・ビーバーが、自身のSNSで「当分のあいだ、ツアーをお休みします」と発表。NBCやCBS、People、Rolling Stoneといったアメリカの主要メディアでは、“ワールドツアーの残りのすべての日程をキャンセルする”と伝えられているが、それを受けて、先ほどジャスティンの来日公演を運営するAEGXが声明を出した。
「ジャスティン・ビーバーはツアーから一旦離れることを決めたとコメントがありました。ジャスティンの一日も早い回復を願うとともに、健康を第一に考えた彼の決断を尊重します。また彼がツアーに復帰するのが待ちきれません。ただアジア地区の公演に関しては現状予定通り開催の方向です。皆様方にはご心配をおかけし申し訳ございません。また進捗があり次第お知らせいたします」
今のところ11月の来日公演を含むアジア地域でのツアーに関しては、中止・延期の予定はないことを明らかにした。ジャスティンのコンサートは、2022年11月9日(水)にバンテリンドーム ナゴヤ、11月12日(土)、13日(日)に京セラドーム大阪、11月16日(水)、17日(木)に東京ドームで開催されることになっている。
以下、ジャスティンのコメントの全訳。
「今年に入ってから、僕は顔の一部が麻痺するラムゼイハント症候群であることを公表しました。この病気のため、ジャスティス・ツアーの北米公演を完走することができませんでした。そして、休養を取って、医師や家族、チームと相談したあと、ツアーを続行するためにヨーロッパに向かいました。それからライブを6回行ないましたが、僕にとってそれはとても大変なことでした。この週末にロック・イン・リオ(Rock in Rio)に出演して、ブラジルの人たちに僕のすべてを捧げました。ステージを降りた後、疲れがどっと出て、今は健康を優先させないといけないと思いました。だから、当分のあいだ、ツアーはお休みします。僕は大丈夫です。ただ、今は回復のために休む必要があります。このツアーを通して、(ツアーの名前であり、テーマでもある)『正義』のメッセージを世界中に届けることができ、とても誇りに思っています。これまでのみんなの祈りとサポートに感謝しています。みんなのことをものすごく愛しています」
ご存じの方も多いと思うが、ラムゼイハント症候群を発症し、その影響で顔面麻痺の症状が出ていることを明かしたジャスティンは、6月〜7月にかけて予定されていた北米ツアーの残りの日程をすべてキャンセルして治療に専念。その後、症状が回復したとして、7月末にイタリアで開催された音楽フェスでツアー復帰を果たした。予定では、このあと南米、南アフリカ、中東、アジア、オーストラリア、ニュージーランドでワールドツアー公演を続け、2023年に再びヨーロッパに戻ってくることになっていた。(フロントロウ編集部)