パディントンがエリザベス女王の死を悼む
1952年2月に即位し、70年もの長きにわたって英国君主を務めたエリザベス女王が2022年9月8日(イギリス時間)に逝去。96歳だった。70年という在位期間は歴代最長。
即位した息子のチャールズ新国王や孫のウィリアム王子、アメリカから駆けつけたヘンリー王子など、ロイヤルファミリーはスコットランドに集合し、女王の死を悼んでいる。
また、各国の王族や政治家、ロイヤルファミリーに関係のある著名人たちが哀悼の意を示しており、エリザベス女王を中心にロイヤルファミリーやイギリスの歴史を描くドラマ『ザ・クラウン』は撮影を休止することを発表。クリエイターのピーター・モーガンは米Deadlineに、「『ザ・クラウン』は女王へのラブレターです。今は静寂と敬意を払う以外にありません。そのため、敬意を示すために撮影も休止する予定です」とコメントした。
そして、女王へメッセージを送ったのは、イギリスの国民的キャラクターも。くまのパディントンは、今年6月に催された女王の在位70年を祝う「プラチナ・ジュビリー(Platinum Jubilee)」の祝賀コンサートで、女王と共演! この時女王は、CGのパディントンを見ながら、驚いたり、クスっと笑みを浮かべたり、ジョークを言ったりする演技を見事にこなした。そんな思い出を持つパディントンは、このたびツイッターでこのように投稿。
「女王、すべてのことをありがとうございました」
Thank you Ma’am, for everything.
— Paddington (@paddingtonbear) September 8, 2022
This on par if not better than the Olympic James Bond scene.
— Michael Cowan (@mrmikecowan) June 4, 2022
The Queen having tea with Paddington - incredible that at 96 and after 70 years on the throne she still has the power to surprise #platinumpartyatthepalace pic.twitter.com/88NP1ScpXx
2012年のロンドンオリンピックではダニエル・クレイグ演じる『007』のジェームズ・ボンドと共演するなど、遊び心を忘れない素敵な物腰で、多くの人から愛されたエリザベス女王。パディントンからのメッセージも、そんな女王が集めた支持を示している。
(フロントロウ編集部)