アンジェリーナ・ジョリーが、元夫のブラッド・ピットが子どもたちに「首を絞める」「顔を殴る」などの暴力を振るったと主張。(フロントロウ編集部)

アンジェリーナ・ジョリーが法的文書で“飛行機事件”の詳細を明かす

 アンジェリーナ・ジョリーと元夫のブラッド・ピット、そして彼らの子どもたちを巻き込んだ2016年の“飛行機事件”の詳細を米New York Timesが報じた。フロントロウでお伝えしたが、アンジェリーナはこの事件をめぐってFBI(連邦捜査局)を匿名で訴えている

 2016年9月14日、フランスからアメリカ・ロサンゼルスへと向かう自家用ジェット機の中で事件は起きた。当時15歳だった長男のマドックスがブラッドとアンジェリーナの喧嘩に介入した際、ブラッドがマドックスに身体的な危害を加えたとされており、ブラッドはFBIとロサンゼルス児童家庭福祉局の双方から児童虐待の調査を受けた。

 そして、この事件の直後、アンジェリーナはブラッドとの離婚を申請した。事件の捜査は証拠が見つからないまま終了し、ブラッドが刑事告訴されることはなかった。なお、ブラッドは機内で子どもたちに対して声を荒げたことは認めているが、身体的な暴力を振るったというアンジェリーナの主張は否定している。

 今回、New York Timesが入手した法的文書には、このときブラッドが「ひとりの子どもの首を絞めて、もうひとりの子どもの顔を殴った」、「アンジェリーナの頭をつかんで揺さぶった」などといった事件の詳細が記されていたという。

画像1: アンジェリーナ・ジョリーが法的文書で“飛行機事件”の詳細を明かす

 アンジェリーナ側が裁判所に提出した法的文書によると、ブラッドがアンジェリーナを「子供たちに偏愛しすぎている」と非難したことが事件の発端だったようだ。当時、ブラッドは酒を飲んで酔った状態だったそうで、機内のバスルームに行こうとしたアンジェリーナのあとを追いかけて、アンジェリーナの頭や肩をつかんで揺さぶるなどの身体的危害を加えたあげく、アンジェリーナと子どもたちにビールやワインをかけたと文書には書かれている。

 そして、ひとりの子どもがアンジェリーナをかばって反論すると、ブラッドが子どもたちに向かって突進していったため、アンジェリーナはそれを止めようとうしろからブラッドをつかんだという。ブラッドはアンジェリーナを引き離すために、わざと飛行機の座席に背中から倒れ込み、その際、アンジェリーナは背中と肘を負傷。心配した子どもたちがアンジェリーナに駆け寄り、みんなで守ろうと必死だったといい、アンジェリーナはそのときのことを、「すべてが終わるまでに、ブラッドはひとりの子どもの首を絞めて、もうひとりの子どもの顔を殴った。子どもたちはブラッドにやめるよう懇願し、みんな泣いていた。みんな怖がっていた」と書面を通じて振り返っている。

画像2: アンジェリーナ・ジョリーが法的文書で“飛行機事件”の詳細を明かす

 ちなみに、アンジェリーナとブラッドには、マドックス、パックス、ザハラ、シャイロ、双子のノックスとヴィヴィアンという、養子と実子を合わせて6人の子供がいるが、アンジェリーナと共同親権(※)を希望するブラッドのあいだで話がまとまらず、離婚申請から約6年が経った今もなお決着がついていない。
※子どもの年齢がアメリカの法律で成人に達している場合は親権の対象外。 

追記:その後、ブラッドの代理人を務める弁護士が声明を発表。「ブラッドは初日から自分の責任をすべて背負っています。相手側とは違います。彼はやってもいないことの責任を取るつもりはありません。彼は、あらゆる種類の個人攻撃や印象操作の対象となってきました。ありがたいことに、この6年間、相手側が彼に対して利用しようとしたさまざまな公的機関が、それぞれ独自の判断をしてくれました。ブラッドは、これまで一貫して行ってきたように、法廷での対応を続けていきます」としている。

(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.