ディズニーランドのキャストがゲストの“ある行動”に頭を悩ませていることを明かした。(フロントロウ編集部)

※この記事にはTikTok動画が含まれます。動画が再生されない場合はフロントロウのオリジナルサイトでお楽しみください。

ディズニーランドのキャストがゲストの行動に苦言

 米フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下ディズニーワールド)でキャストとして働くカーラという女性が、TikTokにアップした動画を通じていわゆる“ライブストリーマー(動画配信者)”に苦言を呈した。

 当時、マジック・キングダムにあるアトラクション「Seven Dwarfs Mine Train(七人のこびとのマイントレイン)」で働いていたというカーラは、座席を埋めるために、列の先頭付近に並んでいたライブストリーマーの女性ともうひとりのゲストに声をかけて、好きな席に座ってもらったという。

画像: 七人のこびとのマイントレインは、七人のこびとたちが鉱石の採掘をするシーンをモチーフにしたローラーコースターのアトラクション。

七人のこびとのマイントレインは、七人のこびとたちが鉱石の採掘をするシーンをモチーフにしたローラーコースターのアトラクション。

 それに気をよくしたライブストリーマーの女性は、興奮気味に「ありがとう!」と言うと、カーラにいきなり現金を渡してきたそうで、「カーラ、これはあなたへのプレゼントよ。(このお金で)スターバックスで何か買って飲んでね」「魔法をありがとう!感謝するわ」と言いながら、その一部始終を持っていたカメラで撮影したことを明かした。

 アトラクションで働くキャストはチップを受け取ってはいけない決まりとなっており、カーラがゲストから現金を受け取っている映像は彼女の職を危険にさらしかねない。あまりに突然の出来事に、「ライブ配信されているのに無下に断って、不快な思いをさせるわけにもいかなし、どうしたらいいかわからない」と軽くパニックになったというカーラは、一応、その場は礼を言ってお金を受け取り、のちほど返したそう。

 ちなみに、ライブストリーマーの女性のYouTubeチャンネルでこのときの映像を発見したというカーラは、証拠として、問題の動画を自身のTikTokでシェアしている。

 

 近年、ディズニーランドおよびディズニーワールドのキャストが、YouTuberやTikTokerに無断で撮影された動画をネット上にアップされて、トラブルに巻き込まれるケースが急増している。“バズる動画”を撮影するために予想外のことや不適切なことを言わせようとするゲストに、キャラクター役のキャストが迷惑しているという話もある。

 こうした行為はキャストにとって死活問題になりかねないことから、カーラも「お願いだからライブ配信で私の顔を映さないでください。あなたは私に撮影許可をとっていませんよね?私はただ親切にしただけです。魔法のような体験をしてもらいたかっただけなんです。あなたは私に(動画を撮っていいか)聞いていません。だから私を巻き込まないでください。私はコンテンツ制作に携わる者として、周りの人たちに敬意を払っています。だから、あなたも周りの人たち、とくにキャストに対して同じように敬意を払ってください。自分の仕事をしようとしているときに、そういうことをされるのは嫌なんです」と強く訴えた。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.