ダニエル・ラドクリフが撮影現場に人気女優の写真を持ち込む
映画『ハリー・ポッター』シリーズのドラコ・マルフォイ役で知られる俳優のトム・フェルトンが、主人公のハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフが撮影現場にキャメロン・ディアスの写真を撮影現場に持ち込んでいたことを、自伝『Beyond the Wand:The Magic and Mayhem of Growing Up a Wizard(原題)』を明かした。
トムによると、『ハリー・ポッター』シリーズの初期の頃は視聴効果チームが高度な技術を持っておらず、劇中に登場する架空のスポーツ、クィディッチのシーンを撮影する際は、ほうきではなく「ものすごく不快な自転車のサドルを取り付けた金属の棒」にまたがる必要があったという。
また、クィディッチの撮影では「選手役のキャストが正しい方向を見て撮影することが重要だった」そうで、スタッフがテニスボールがついたポールを使って視線を誘導していたのだとか。しかし、テニスボールは必ずしもひとつではなかったため、あるとき、混乱しないようそれぞれにとって思い入れのある“写真”を持ってくるよう指示されたそう。
「助監督が『ドラゴン!』や『ブラッジャー!』と叫んだら、ドラゴンあるいはブラッジャーだと思ってテニスボールを見る必要がありました。また、テニスボールが2つ以上あることもありました。でも、どれもそっくりで見分けがつかないので、しばらくしてから、もっとわかりやすいものを使ってくれるようになりました。僕たちは、自分たちにとって大切なものや人の写真を持参しました。ダニエル・ラドクリフは美しいキャメロン・ディアスの写真を持ってきました」
どうやらカメラに映っていないところで、キャメロンが重要な役割を果たしていたようだ。なお、釣りが好きだったトムは「美しい鯉の写真を選んだ」と著書に綴っている。
ちなみに、ダニエルのキャメロン愛は今も変わっておらず、今年4月、英ラジオ番組『Capital Breakfast(原題)』で“恋に落ちたセレブ”を聞かれたダニエルは、「キャメロン・ディアスはまだリストの上位にいます。あと、ドリュー・バリモアも」と答えている。(フロントロウ編集部)