ジェームズ・コーデンがレストラン出禁騒動に沈黙を破る
多くのセレブを顧客に持つニューヨークの人気レストラン「Balthazar(バルタザール)」のオーナーであるキース・マクナリー氏から“告発”された、コメディ俳優のジェームズ・コーデンが騒動について沈黙を破った。
ジェームズは人気トーク番組『The Late Late Show(原題)』の司会者で、好感度も高いことから“いい人”のイメージが定着している。そんなジェームズがレストランの店員に悪態をついたという話はにわかに信じがたいが、マクナリー氏によると、ここ数ヵ月のあいだにジェームズがバルタザールの店員と揉める出来事が2回あったそうで、そのときのジェームズの店員に対する態度が限度を超えていたため出入り禁止にすることを決めたという。しかし、その後、ジェームズからマクナリー氏のもとに直接謝罪の連絡があったため、すぐに処分は取り消しとなった。
ジェームズが謝罪し、処分もなしになったことで騒動は終結したと思われたが、後日、ニューヨーク市内にある別のレストランで米The New York Timesの取材に応じたジェームズが、「私はどのレベルにおいても、何も間違ったことはしていません」と発言したことで、沈静化したはずの騒動が悪化する事態に。
また、今回の騒動のきっかけのひとつに、“ジェームズが料理を作り直すよう求めた” という話があったが、The New York Timesのインタビューの最中に、たまたま近くのテーブルの客が出された料理を送り返すという出来事があったそうで、それを見たジェームズは、「もし我々がツイッターであの客を非難したらどうなるか、想像できますか?それは公平でしょうか?これが私の言いたいことです。正気の沙汰とは思えません」と語った。
当然、ジェームズの発言はバルタザールのオーナーであるマクナリー氏の耳に入ることとなり…。
レストランのオーナーがジェームズの発言に反発
ジェームズの発言を受けて再びインスタグラムを更新したマクナリー氏は、「ダウンした状態の人を蹴るような真似はしたくありません。相手が1億ドルの価値がある人ならなおさらです。しかし、昨日のThe New York Timesのインタビューで、ジェームズ・コーデンが自分は『どのレベルにおいても何も間違ったことはしていない』と言ったのは、冗談だったのでしょうか?それとも、私の従業員を罵倒したことを否定したのでしょうか?コーデンが何を言いたかったのかはともかく、その意味するところは明確です。つまり、『自分は何も(悪いことは)していない』と。私は目撃していませんが、レストランのフロアスタッフが大勢目撃しています。彼らは嘘をついても何の得にもなりません。でも、(嘘をつく理由が)コーデンにはあります。ジェームズ・コーデンはその万能の名前に恥じないように、正直に話してほしいものです。この最高に才能のある俳優が、この事件の前にこの4人のファン全員(※恐らくマクナリー氏とレストランの従業員たち)から受けていた尊敬を取り戻したいのであれば、少なくとも自分が間違っていたことを認めるべきでしょう」と、怒っているというよりは半ば呆れ気味にコメント。
さらに、冗談か本気かわからないが、「もし彼が勇気を出して、侮辱した2人の従業員に謝罪したら、彼に今後10年間、バルタザールでタダ飯を食べさせてあげましょう」と太っ腹な提案をした。(フロントロウ編集部)