ダイアナ妃が亡くなったフランスのパリ
イギリスのチャールズ国王の元妻であり、ウィリアム皇太子とヘンリー王子の母親であるダイアナ妃は、1997年にフランス滞在中にパパラッチに追われたことが原因で、36歳という若さで交通事故死。ダイアナ妃が乗っていた車はパリにあるアルマ橋のトンネル内で支柱に激突した。
そして先日、ダイアナ妃が亡くなった現場の近くに、車やバイクが集まっていた。その理由は、ドラマ『ザ・クラウン』の撮影。
エリザベス女王を中心に、英国王室の歴史を描く本作はイギリス国内外で大ヒット。シーズン4でついにダイアナ妃が登場し、演じたエマ・コリンは第78回ゴールデン・グローブ賞にてドラマ部門の主演女優賞を受賞した。そしてシーズン5とシーズン6では、エリザベス・デビッキがそのバトンを受け継ぐ。
シーズン5の撮影では、ウィリアム王子とヘンリー王子を演じる子役と一緒に過ごすエリザベスの姿が目撃されていたが、シーズン6ではその死が描かれるよう。セットや、イギリス国内での撮影も可能だったはずだが、わざわざ実際の事故現場近くで撮影を実行した制作陣からは、最終章となるシーズン6へかける思いが感じられる。
英国王室のロイヤルファミリーの多くは『ザ・クラウン』を見たことがあるとウワサされている。しかしこのリアルなシーンは、ダイアナ妃を実際に知っている人にとっては見続けるのが難しいものになるだろう。とくにウィリアム王子やヘンリー王子は。
一方で、9月には、若きウィリアム皇太子と、その妻キャサリン妃を演じるのがルーファス・カンパ(15歳頃の皇太子)、エド・マクヴィー(10代後半から20代の皇太子)、メグ・ベラミーに決定。ダイアナ妃は命を落とす前に、パリからウィリアム皇太子に電話をかけていたと伝えられているが、そのシーンも描かれるのだろうか。
シーズン5は来月11月9日より配信開始。現在撮影中の最終章シーズン6は来年以降の配信となる。
(フロントロウ編集部)