コメディ俳優のジェームズ・コーデンが自身が司会を務めるトーク番組で披露したジョークが、先輩コメディアンが過去に披露したジョークと“そっくり”すぎて波紋を呼んでいる。(フロントロウ編集部)

ジェームズ・コーデンにジョークのパクリ疑惑が浮上

 人気トーク番組『The Late Late Show(原題)』の司会者で、つい最近、レストラン出禁騒動で世間を騒がせたばかりジェームズ・コーデンが再び災難に見舞われた。

 現地時間10月31日に放送された『The Late Late Show』の冒頭で、イーロン・マスク氏のツイッター買収について言及したジェームズが、「イーロン・マスクはツイッターについて語るとき、(ツイッターは)『町の広場だから』みたいなことを言います。でも、違うと思います。だって、町の広場に誰かが『ギター教室あります』というポスターを貼っても、『ギターなんか弾きたくない! ピアノが弾きたいんだ!クソくらえ!』なんて人は出てこないでしょう?」というジョークを飛ばしたのだが、これとそっくりなジョークをコメディアンのリッキー・ジャーヴェイスが過去に披露していたことに一部のファンが気づいた。

画像: ジェームズ・コーデンにジョークのパクリ疑惑が浮上

 2018年に開催したスタンダップコメディショー「Humanity(原題)」で、リッキーは、“ツイッターで自分が何かをつぶやくと、フォロワーのひとりがそれに腹を立てるかもしれないが、その特定のフォロワーが誰なのか自分にはわからない”という理不尽な状況を、「町の広場に行ったら、そこにギター教室の張り紙があって、それを見て『ギター教室なんてクソくらえ!』となるようなものだ」と表現していた。

 内容はもちろんのこと、「町の広場」や「ギター教室」といった細かい設定までジェームズのジョークと同じ。ファンだけでなく、リッキーも“同じ”だと思ったようで、番組放送後、「町の広場にあるギター教室の広告のくだりは見事だね」と皮肉たっぷりにツイート(※現在は削除されている)。フォロワーから、ジェームズがジョークを使用する許可を取ったのかどうかたずねられたリッキーは「ノー」と答えると、「番組の脚本家の誰かが、彼のために『思いついた』のだと思う。あんなに有名なジョークを一字一句そのまま真似るとは思えない」と自身の考えを述べた。

 その後、ジェームズは番組の公式ツイッターを通じて謝罪。

 「昨晩、番組で気付かずにリッキー・ジャーヴェイスの素晴らしいジョークを話してしまいました。彼のものだとはまったく知りませんでした。リッキー・ジャーヴェイスのジョークなので当然ですが、見事でした。リッキーの最高の(ジョークが聞ける)スペシャル番組は、ネットフリックスですべて見ることができます」と釈明した。(フロントロウ編集部)

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