ジョニー・デップを起用したリアーナに賛否
シンガーのリアーナがプロデュースするランジェリーブランド「Savage X Fenty(サヴェージ X フェンティ)」のショー「Savage X Fenty Vol. 4」に、俳優のジョニー・デップが出演することが明らかになり波紋を呼んでいる。
11月9日よりAmazonプライム・ビデオにて世界240ヵ国以上で配信されるこのショーには、カーラ・デルヴィーニュやシム・リウといったセレブが出演することが発表されているのだが、そのなかで、ジョニーが「スターとして扱われる瞬間」があると米TMZが報道。その後、米CNNも出演が事実であると報じた。なお、Savage X Fentyのショーで男性に特別なスポットライトが当てられるのは初だという。
別れた妻のアンバー・ハードとDV疑惑をめぐって法廷闘争を続けるジョニーは、今年6月にアメリカで行われた名誉毀損裁判で勝訴したが、2020年にイギリスで行われた名誉毀損裁判では敗訴しており、未だに、彼をDV被害者だと擁護する支持派と、彼をDV加害者だと批判する反対派の間で意見が真っ二つに分かれている。
そのため、反対派の人たちからは今回の起用に対して、ジョニーのショー出演を歓迎する声がある一方で、「正直、リアーナに幻滅してる」、「ハリウッドには魅力的な美男美女が大勢いるのに、なんでよりにもよってジョニー・デップなの?」、「(まだ配信前なのでジョニーの出演部分を)今ならまだカットできる。お願い」といったネガティブな反応も。
ブランドのアンバサダーとして広告に起用されたことがあるイヤーズ&イヤーズのオリー・アレクサンダーも、ジョニーがショーに出演するというニュースに“不機嫌な顔文字”で反応。さらに、「もう着ない」とボイコットすることを宣言した。
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— olly alexander (@alexander_olly) November 3, 2022
一方で、ジョニー支持派の人たちからは起用を歓迎する声が強く、リアーナが2009年に当時交際していたシンガーのクリス・ブラウンから暴力を振るわれたDVサバイバーであり、現在は家庭内暴力に苦しむ人たちの支援活動などを行なっていることに触れて、“リアーナがDV被害者であるジョニーを支援している”と喜ぶ声が聞かれる。
ちなみに、イギリスでの裁判で敗訴してからしばらくハリウッドから干されていたジョニーだが、アメリカでの名誉毀損裁判で勝訴したことで風向きに変化があり、今年8月に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワードにサプライズ登場して視聴者を驚かせた。((フロントロウ編集部)