エリザベス女王が死の直前に親交を深めた人物とは一体
今年9月、静養先のバルモラル城で家族に見守れるなか96年の生涯に幕を閉じたイギリス王室のエリザベス女王が、誰もが知る人物と死の直前に親交を深めていたことがわかった。
その人物とは、2022年最大のヒット映画『トップガン マーヴェリック』で主演を務めた俳優のトム・クルーズ。トムといえば、今年5月、エリザベス女王の在位70年を祝う記念イベントに出席し、女王を称えるスピーチを披露したことで知られる。しかし、この頃から歩行が困難になっていた女王はイベントを欠席し、両者が対面を果たすことはなかった。
だとすると、エリザベス女王とトムはどのようにして親しくなったのか? 英The Sunday Timesによると、イベントでトムに会えなかったことを非常に残念がっていたというエリザベス女王は、その後、トムを自身の住まいであるウィンザー城に招待。「女王は、イベントでトムに会えなかったことを“本当に残念”だと周囲に漏らしていました。だから、後日、彼(トム)をウィンザー城に招待して、彼のために城内の特別見学などを手配したんです。その後、2人きりでお茶を飲みました」と、関係者はThe Sunday Timesに語った。
トムとすっかり意気投合したエリザベス女王は、また別の日にトムを昼食に招待したこともあったそうで、その際、トムがヘリコプターで来ることも許可したという(※トムはヘリコプターの操縦ライセンスを持っていて、自ら操縦桿を握ってどこへでも飛んでいくことで有名)。
また、同メディアは、エリザベス女王がトムと面会した際にツーショット写真の撮影を手配しただけでなく、儀式用の銃の発砲も許可するなど、トムに「完全なVIP待遇」を与えたと主張している。なお、今回の報道を受けて、米Fox Newsが事実確認のため英王室にコメントを求めたが、期日までに回答は得られなかったという。
ちなみに、トムは2017年にバッキンガム宮殿で開かれたチャリティ・ディナーで、エリザベス女王の夫であるフィリップ王配と面会したことがあり、女王の戴冠式のときに王配が初めてヘリコプターをバッキンガム宮殿に運んだという話で盛り上がったことを、今年5月に出席したプラチナ・ジュビリーの記念イベントで明かしている。(フロントロウ編集部)