ティモシー・シャラメの切り替え力
映画『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督が再タッグを組んだ映画『Bones and All(原題)』のイタリアプレミアが開催され、ミラノに主演のテイラー・ラッセルとティモシー、監督が集合。
本作は人が人を食べる“カニバリズム”がテーマである一方で、テイラーが演じるマレンと、ティモシーが演じるリーが愛を深める様子を描くホラーラブストーリーとなっている。すでに公開されている予告編はホラーの怖さが強めなものの、これまで各地のイベントに参加してきた3人は仲が良い様子を見せてきた。さらにティモシーは本作で演じたリーを「自分の居場所を探しているキャラクター」だと説明し、そんな彼を演じるという経験は「安心すること」だったと話していたため、ティモシーやテイラーにとって良い撮影環境だったことが感じられる。
イタリアプレミアでは、まずはティモシーが写真撮影に登場。するとその後にテイラーが加わり、そして最後に監督が2人の元へやってきた。3人はにこやかに談笑し、テイラーの屈託のない笑顔は素敵。しかしこの場は写真撮影のためのものなので、3人はスイッチオンに。談笑中に見せていた笑顔をスッと抑えて、クールな表情に切り替えた。
目的に合わせて瞬時に自分の表情を変えられるというのは、さすがプロの俳優。さらにその後ティモシーは、自分の先輩である監督に対して低い姿勢をみせるお茶目な行動を取っており、切り替え力を垣間見せた。
(フロントロウ編集部)