『アダムス・ファミリー』ウェンズデー役などで子役としてブレイクしたクリスティーナ・リッチ
1991年に当時11歳で出演した映画『アダムス・ファミリー』でウェンズデーを演じて一躍注目を集め、1994年に公開されたその続編や、1995年公開の主演作『キャスパー』で子役としての人気を確立させた俳優のクリスティーナ・リッチ。
その後も1999年にはジョニー・デップ主演作『スリーピー・ホロウ』に出演するなど、注目作に次々と出演して俳優としての評価を高めていったクリスティーナだが、若くして大きな注目を集めるようになったことで、20代の頃には無気力に陥ってしまったという。「情熱もなければ、何もかもがどうでもいいと思っていました」と、クリスティーナは英The Timesとのインタビューで明かした。
「あらゆる大切な決断を下す時にも、気持ちが一切入らない状態で下してしまったので、それは後で問題になってしまいました。なので、皆さんには、無気力になっている時には人生の大切な決断は下さないようにと伝えていです。とにかく、そういう反動があったのです。感情的になることに疲れてしまって、常に苦しんでいました」。
無気力だったクリスティーナ・リッチを救ったのは子どもの存在
何をするにも気持ちが入らなかったというクリスティーナだったが、そんな彼女を救ったのは、2013年に結婚した前の夫であるジェームズ・ヒアーデゲンとの間にもうけた第1子フレディーの存在だったという。
「息子の誕生が私の無気力さを打ち破ってくれたことは、驚くべき変化でした」とクリスティーナは2014年に経験したフレディーの出産について英The Timesに話す。「この子のことを心から愛するんだって思えましたし、息子に対するあらゆる感情が芽生えたんです。無気力か全力かどちらかだなんて、思ってもみませんでした」。
一方で、クリスティーナとジェームズは7年の交際を経て離婚。クリスティーナは離婚にあたってジェームズから「再三にわたって身体的かつ精神的な虐待を受けてきた」と主張して、2021年7月にはジェームズに対して接近禁止令を獲得した。
同じ英The Timesとのインタビューで、クリスティーナはジェームズとの離婚についても触れて、「誰しもがそれぞれに問題を抱えていて、私の場合はこれでした。私にとっては、自分の価値や居場所、強さや力を手に入れるための経験でした」と語っている。クリスティーナはその後、2021年10月に現在の夫であるヘアスタイリストのマーク・ハンプトンと再婚。同年12月には第2子となるクレオパトラを出産した。(フロントロウ編集部)