『ウェンズデー』の主演ジェナ・オルテガは、ダンスパーティーの回で1つのセリフに納得がいかず、変更していた。(フロントロウ編集部)

ジェナ・オルテガが表現したウェンズデー

 Netflixのオリジナルドラマのなかでも、今年2022年に公開され、歴代最大級の人気作品となった『ウェンズデー』。映画『チャーリーとチョコレート工場』などで知られるティム・バートン監督が初めて手掛けたドラマであり、元ディズニースターである主演のジェナ・オルテガも幅広い世代に名前を知られることになった。

 カートゥーン作家であるチャールズ・アダムスによって生み出されたアダムス・ファミリーのキャラクターであり、ダークな皮肉屋で、強さと個性が光るウェンズデーは、フロントロウが選ぶ2022年に「最も自分を持っていた」キャラクターにも選ばれた。そんな彼女を演じるうえで、ジェナはセリフに納得がいかず、変更したこともあるのだそう。ファンイベントのQ&Aでこんな裏話を明かした。

 「ドレスについて話すセリフがあって、元々は『オーマイゴッド、ドレスにビビってる。自分が嫌い』と言う予定だったんです。それに私は驚いてしまいました。だってそれって何だか…。なんというか、そういう小さなことが大量にありました。彼女に人間味を持たせるために、多くのセリフを変更できたと思います」

画像: ジェナ・オルテガが表現したウェンズデー

 米Comicbookによるとこれは第4話についての裏話なので、おそらくドレスはウェンズデーがダンスパーティーで着ることになった黒のドレスのことで、シーンはハンドがドレスをサプライズで彼女に披露したところだと予想される。

 採用となったシーンでは、ウェンズデーはドレスについてとくに何もコメントしておらず、ハンドがドレスを盗んできたことについて皮肉を言う。しかしドレスを見て少し笑みを浮かべている。元々のセリフも“ウェンズデーっぽい”とは感じるが、ジェナは違和感を覚えたよう。

 ジェナは本作の撮影中にインタビューで、「感情のないキャラクターに、感情的な変化がなければいけない。それをどうするかを見つけるのは本当に興味深いことでした。つまり、ウェンズデーはどうにか物語を進めなくてはいけないけど、そうするなかで、彼女の感情のなさに誠実であるにはどうしたら良いのか?」語っており、ウェンズデーというキャラクターを表現するために悩みながら進めていたことを明かしていた。そのため、役作りは小さなセリフまで及んでいた。

(フロントロウ編集部)

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