2015年からトークバラエティ『レイト×2ショー』で司会を務めるコメディ俳優のジェームズ・コーデンが、番組を降板することを決めた理由とは。(フロントロウ編集部)

ジェームズ・コーデンが『レイト×2ショー』降板の理由を語る

 映画『オーシャンズ8』や『キャッツ』などの出演作で知られるコメディ俳優のジェームズ・コーデンが、自身の冠トークバラエティ『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン(原題:The Late Late Show with James Corden)』を降板することにした理由を明かした。

 ジェームズは2015年から『レイト×2ショー』の司会を務めており、番組から「カープール・カラオケ(Carpool Karaoke)」や「横断歩道ミュージカル(Crosswalk The Musical)」などの人気コーナーが誕生したほか、ジェームズの休暇中にシンガーのハリー・スタイルズなどの人気セレブが代理で司会を務めて話題になった。番組は今年で9年目に突入するが、ジェームズは2023年の春をもって司会の座を退くことを表明している。

画像: ジェームズ・コーデンが『レイト×2ショー』降板の理由を語る

 先日、俳優のドリュー・バリモアが司会進行を行なうトーク番組『The Drew Barrymore Show(原題)』に出演したジェームズは、「これほど素晴らしい環境から離れることは、決して簡単なことではありません。この先、今よりいい環境で働くことはないと思います。楽しめなくなったから番組を去るわけではありません。(この番組が)大好きです」としたうえで、降板するのを決めるのは“簡単だった”ときっぱり。

 「でも、真実を言うととても簡単な決断でした。(トーク番組の司会は)私にとって冒険の一部で、それが自分の最終目的地だと思ったことは一度もなかったからです」

 また、ジェームズには3人の子どもがいるが、彼らと一緒に過ごす時間をもっと増やしたいというのも理由のひとつだという。昨年、『レイト×2ショー』の撮影が休みのあいだ、自身の母国であるイギリスでAmazonプライムビデオのドラマ『Mammals(原題)』を撮影を行なっていたジェームズは、日曜日なのに仕事に行かなければならないことを当時10歳だった息子にとがめられ、子どもとの時間を大切にすることの必要性を感じたそうで、「もし、私が他の仕事をしたいのなら、子どもたちや家族を犠牲にするわけにはいきません。それがすべてです」と述べた。

 さらに、「最後のショーはめちゃくちゃになると思います。目一杯泣くつもりです。でも、ロンドンに根を下ろすことが、私にとって、そして私たち家族にとって一番良いことだと心の底から思っています。そして、この決断があらゆる面で絶対に正しいと感じています」とも付け加えた。(フロントロウ編集部)

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