ヘンリー王子が、回顧録『Spare(原題)』で妻メーガン妃と義姉キャサリン妃の不仲騒動に言及すると同時に、キャサリン妃がメーガン妃に送ったメールの内容を明かした。(フロントロウ編集部)

ヘンリー王子がメーガン妃とキャサリン妃の“いざこざ”に言及

 ヘンリー王子が自身の半生を綴った回顧録『Spare(原題)』で、自身の妻であるメーガン妃と兄ウィリアム皇太子の妻キャサリン妃の不仲騒動に言及した。

 騒動は、2018年に行われたヘンリー王子とメーガン妃の結婚式の数週間前までさかのぼる。自身の結婚式でフラワーガールを務めたウィリアム皇太子夫妻の長女シャーロット王女のドレスをめぐって、メーガン妃とキャサリン妃のあいだにひと悶着あったことがすべでのはじまりだった。

画像1: ヘンリー王子がメーガン妃とキャサリン妃の“いざこざ”に言及

 ヘンリー王子によると、ドレスについてキャサリン妃からメーガン妃に「シャーロットのドレスは大きすぎるし、長すぎるし、ぶかぶかすぎます」「彼女は家で試着したときに泣いていました」というメールが送られてきたそうで、それに対して、メーガン妃は「わかりました。テーラーが朝8時から待機しているとお伝えしましたよね。ここ、ケンジントン宮殿にいます。なので、他のお母さん方のように、シャーロットをお直しに連れて行くことはできますか?」と返したという。

 しかし、キャサリン妃がお直しに応じるどころか、すべてのドレスを作り直すよう求めてきたため、メーガン妃は結婚式の準備に加え、自身の父親であるトーマス・マークルとの問題でいっぱいいっぱいであることをキャサリン妃に伝えて理解を求めたが、キャサリン妃は、“それはよくわかっているが、結婚式は4日後に迫っているというのにドレスはどうするんだ”という感じだったとヘンリー王子は綴った。また、この出来事のあと、ヘンリー王子が家に帰るとメーガン妃が床に座り込んで泣いていたそうで、ヘンリー王子は「ケイト(キャサリン妃)に悪意はない」とメーガン妃に伝えたとも付け加えている。

 なお、最終的にテーラーのところに行ってドレスを直してもらうことで話は落ち着いたが、ヘンリー王子いわく、キャサリン妃はドレス以外にも結婚式のことで不満に思っていることがあったといい、そんなキャサリン妃を見てメーガン妃は「ベビーブレインに違いない」と愚痴っていたとか。

 ベビーブレインは「妊娠中あるいは出産直後の多くの女性から報告される記憶障害、集中力低下、ぼーっとするなどの症状」(米Mayo Clinicのホームページより)を指す言葉で、当時、キャサリン妃は次男のルイ王子を出産して間もなかった。そして、メーガン妃のこの発言がキャサリン妃の耳に入ったことで、新たな火種を生むことに。

画像2: ヘンリー王子がメーガン妃とキャサリン妃の“いざこざ”に言及

 結婚式の翌月、仲直りを兼ねてウィリアム皇太子夫妻とお茶をしたヘンリー王子夫妻だったが、そこでキャサリン妃がメーガン妃に「あなたは私のホルモンについて話をしていたそうですね。私のホルモンの話をするほど、私たちは親しくありません」と詰め寄る場面があり、メーガン妃は、自分は仲の良い友達に対してよくそういうことを言うのだと説明し謝罪したが、それを聞いたウィリアム皇太子は「失礼だよ、メーガン。イギリスではありえない」と怒り心頭だったそう。

 ちなみに、ここまで詳細な内容ではなかったが、2020年にアメリカで放送されたオプラ・ウィンフリーとの対談番組でメーガン妃本人が不仲騒動について語っており、いざこざがあった後、キャサリン妃からお詫びの手紙と花束を受け取ったことを明かしている。(フロントロウ編集部)

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