映画『イニシェリン島の精霊』パードリック役でゴールデン・グローブ賞の主演男優賞を受賞したコリン・ファレルが、受賞スピーチの時間を削ってプレゼンターを務めた俳優のアナ・デ・アルマスを大絶賛。(フロントロウ編集部)

コリン・ファレルが『ブロンド』主演女優を絶賛する

 映画『イニシェリン島の精霊』で長年の友人から突如絶縁を言い渡されるパードリックを演じたコリン・ファレルが、第80回ゴールデン・グローブ賞で映画部門の主演男優賞(コメディ&ミュージカル)を受賞した。

 この日、プレゼンターを務めたのはマリリン・モンローの生涯を描いたNetflixの映画『ブロンド』でマリリンを演じて、映画部門の主演女優賞(ドラマ)にノミネートされたアナ・デ・アルマス。その美貌と高い演技力で多くの人を魅了するアナだが、どうやらコリンも彼女の魅力にハマったひとりのようで、ステージに上がってアナからトロフィーを受け取ると、受賞の喜びを語るよりも先にアナを大絶賛。

 「あなたは並外れていると思いました。あなたの映画『ブロンド』を見た夜、私は泣きながら寝ました。本当に泣きながら寝たんです。シーンが始まる瞬間に流れる音楽と、ベッドに端にある彼女の足首を見ただけで。(そのシーンに)私はめちゃくちゃにされました。冗談じゃないですよ。でも、笑って頂いてかまいません。笑うタイミングが適切かどうか私が判断することではないので(笑)」

 受賞スピーチで、自分と同じカテゴリーにノミネートされたほかの俳優あるいは作品を褒めるのは“あるある”だが、それとは無関係の俳優に賛辞の言葉をおくるのは異例。しかも、受賞スピーチには制限時間があることから、アワードでの20秒は長い。たった20秒とはいえ、スピーチの時間を削ってまでアナを褒めたコリンに、ネット上では「コリン・ファレルはこの舞台でアナ・デ・アルマスを口説こうとしているのか?リスペクト」、「コリン・ファレルは私たちと同じだ。彼はアナ・デ・アルマスを狙うチャンスを逃さなかった。そしてベストを尽くした」など下心を疑う声があがった。

 なお、『ブロンド』はアナの演技が評価されている一方で、マリリンが受けた数々の性暴力被害などを描くストーリーには問題が多く、Washington PostやThe New York Timesといた主要メディアがその内容を厳しく批判するなど、各所で酷評されている。また、性暴力被害を受けたことがある人が鑑賞した場合、トラウマ体験がフラッシュバックする可能性を懸念する声もある。(フロントロウ編集部)

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