オースティン・バトラーにエルヴィス役を勧めた友人は“あの人”?
現地時間1月10日に授賞式が行なわれた第80回ゴールデン・グローブ賞で、映画『エルヴィス』で“キング・オブ・ロックンロール”と称される伝説のシンガー、エルヴィス・プレスリーを演じた俳優のオースティン・バトラーが映画部門(ドラマ)の主演男優賞を受賞した。
作品が終わった今もまだ声や話し方が「エルヴィスっぽい」と言われるほど、エルヴィスがハマり役だったオースティン。そんな彼に、『エルヴィス』への出演が決まるよりも前にエルヴィス役を勧めた友人がいるという。オースティンは、そのときのことを米The Hollywood Reporterのインタビューでこう振り返っている。
「『昔からエルヴィスに似てると言われていた?』とよく聞かれるのですが、自分がエルヴィスに似てると思ったことは一度もありません。そんなこと思いもしませんでした。でも、バズ・ラーマン監督がエルヴィスの映画を作るという話を聞く1ヵ月前くらいに、友人とクリスマスのイルミネーションを見に行ったときに、ラジオからエルヴィスのクリスマスソングが流れていて、一緒に歌っていたら、その友人が僕を見て、『エルヴィスを演じたほうがいい』と言ったんです。僕は『そんなの無理だよ』と言いました。それから2週間後、僕がピアノを弾いているときでした。友だちや誰かために歌ったりしたことはなかったのですが、そこに同じ友人がいて、(その友人のために)僕はピアノを弾いたんです。彼女は再び『私は本気よ。脚本の権利を得る方法を考えたほうがいい』と言いました」
それからほどなくして、エージェントから電話がかかってきて『エルヴィス』の話を持ちかけられたオースティンは、すべてを捧げる思いでオーディションにのぞみ、見事、エルヴィス役を勝ち取った。
ちなみに、オースティンの話に何度も登場した“友人”が気になった方も多いと思うが、この友人の正体は、オースティンが2011年から2020年まで約9年間にわたって交際していた俳優のヴァネッサ・ハジェンズである可能性が高く、その事実に気づいた一部のファンをザワつかせている。
じつは、ヴァネッサは2019年に『Live! with Kelly & Ryan(原題)』に出演した際に、オースティンの話とまったく同じエピソードを披露していた。
「去年の12月、車に乗っているときにクリスマス音楽を聞いていたら、エルヴィス・プレスリーのクリスマスソングが流れてきたんです。彼は天然のブロンドなんですが、ちょうど髪を黒く染めたところで、(曲に合わせて)一緒に歌う彼を見て私は『あなたはエルヴィスを演じる必要がある』、『そのためにどうすればいいのかはわからないけど、本気よ』と言ったんです。そして、1月に、ピアノを演奏しながら歌っている彼を見て、私はまた『どうすればいいかわからないけど、エルヴィスを演じる方法を考えないと。どうやって権利を得るのか、何をすればいいのかもわからないけど、あなたは彼を演じる必要がある』と言いました」
これはもうヴァネッサで確定。(フロントロウ編集部)