ヘンリー王子が暴露本で過去の炎上騒動に言及
イギリス王室のヘンリー王子が、2005年に仮装パーティーでナチス・ドイツのコスプレをして炎上した騒動について、兄のウィリアム皇太子とその妻キャサリン妃にも“責任がある”と回顧録『Spare(原題)』で語った。
若い頃のヘンリー王子は今と違ってかなりやんちゃで、軽率な行動で世間を騒がせることも多く、薬物や飲酒の問題でリハビリ施設に送られたと報じられたこともあった。当時、ナチスの制服を着たヘンリー王子の写真がメディアに報じられるや否や、国内外から厳しい批判にさらされた。ヘンリー王子はすぐに謝罪のコメントを出したが、不名誉なことに、この事件は今もなお王室のスキャンダル史に残る出来事として語り継がれている。
このことについて、Netflixのドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』で、「人生最大の過ちのひとつです。そのあと、とても恥ずかしい気持ちになりました」と反省の言葉を口にしたヘンリー王子だが、『Spare』ではウィリアム皇太子とキャサリン妃にも責任の一端があると主張している。
ヘンリー王子によると、仮装パーティーにパイロットとナチスの制服のどちらを着て行くか迷った際に、ウィリアム皇太子とキャサリン妃に電話をして意見を求めたところ、2人とも「ナチスの制服」と答えたそうで、家に帰ってコスチュームを着た姿を2人に見せると、「ウィリアムのレオタード姿(※同じ仮装パーティーにウィリアム皇太子はライオンのコスプレをして行った)よりもひどい!もっと馬鹿馬鹿しい!」と笑いながら言われたという。
なお、ヘンリー王子は騒動のあと、過ちから学ぶためにユダヤ教の指導者やホロコーストの生存者と話をしたことを『ハリー&メーガン』で明かしている。(フロントロウ編集部)