メーガン妃がエリザベス女王に“約束したこと”とは
イギリス王室のヘンリー王子の妻メーガン妃が、ヘンリー王子の祖母であるエリザベス女王と初めて会った際にある約束をしていたことが、元政治家で王室伝記作家のガイルズ・ブランドレス氏の著書『Elizabeth: An Intimate Portrait(原題)』で明かされた。
ブランドレス氏いわく、当初、メーガン妃に好印象を抱いていたというエリザベス女王は、将来の義理の孫娘を歓迎するためにできるかぎりのことをしたそうで、本人が希望するのであれば、王室入りしたあとも俳優業(※)を続けてもかまわないとまで伝えたとされている。
※メーガン妃はヘンリー王子と結婚するまでメーガン・マークルの名で俳優として活動していた。代表作はドラマ『SUITS/スーツ』。
しかし、メーガン妃は王室の義務を果たす準備ができているとして、エリザベス女王の提案を丁重に断った。以下、ブランドレス氏の著書『Elizabeth: An Intimate Portrait』より。
「メーガンは王室の任務を遂行する準備ができていて、女王はそれを喜んでおられました。特に、メーガンが示した英連邦に対する熱意と、彼女が女王にした『英連邦のために自分たちがすべきと思うことは何でもする』という約束に喜びを感じていたようです。彼女(メーガン)は女王に、英連邦のことで女王陛下を失望させることはしないと約束したのです。女王はメーガンを気に入り、多くの人にそう伝えました」
そんな強い覚悟を持って王室入りしたメーガン妃だったが、マスコミによる執拗な攻撃や王室内の不和などを理由に、2020年3月、夫のヘンリー王子とともにシニアメンバー(シニアロイヤル)の座を退き、王室から遠く離れたアメリカに移住。結果的に、“英連邦を優先する”というエリザベス女王との約束を破ることになった。
なお、ヘンリー王子の回顧録『Spare(原題)』によると、メーガン妃とエリザベス女王の初対面は計画されたものではなく、急きょ決まったことだったという。着替える時間がなく、いわゆる“普段着”でエリザベス女王と面会したメーガン妃は、カジュアルすぎる自分の服装を後悔している様子だったそうで、ヘンリー王子はそのときのことを、「メーガンがジーンズと黒のセーターを後悔しているのがわかりました。私も自分のみすぼらしいズボンを後悔しました」と『Spare』のなかで振り返っている。(フロントロウ編集部)