ダイアナ妃の葬儀を撮影するために…
イギリスで王室ロイヤルファミリーを演じる俳優たちが、ある場所に大集合しているところをカメラが捉えた。演じるというのは、Netflixによるドラマ『ザ・クラウン』でのこと。最終章となるシーズン6では青年時代のウィリアム皇太子が初登場するのだが、現場では皇太子を演じるエド・マクヴィーの姿も確認された!
そして彼がいたのは、イギリス最大級の大聖堂の1つであるウィンチェスター大聖堂。ロイヤルファミリーが当時そういった場所に集まった過去の出来事といえば、ダイアナ妃の葬儀だ。実際にはロンドンのウェストミンスター寺院で行なわれたが、さすがにウェストミンスター寺院での撮影は断念されたのだろう。しかしこの撮影のためにウィンチェスター大聖堂は数日間にわたって貸切られたと見られ、Netflixがダイアナ妃の葬儀のシーンにどれだけの力を入れているのかが感じられる。
大聖堂では撮影のために荷物が運び込まれ、大型トラックも大量に停まっていた。
最終章におけるウィリアム皇太子のキャストが発表された際、ルーファス・カンパがダイアナ妃を亡くした時期の皇太子を、エド・マクヴィーが大学でキャサリン妃と出会った頃の皇太子を演じると報じられていたが、この撮影にはエドが参加していた。
また、チャールズ国王を演じるドミニク・ウェストや、アン王女役のクラウディア・ハリソンの姿も。ユージニー王女とベアトリス王女役と見られる俳優2人も参加。
シーズン5からキャスト入りした元首相トニー・ブレア役のバーティ・カーヴェルと、シェリー・ブレア役のリディア・レオナルドも、暖かそうなコートを着て撮影準備中。
ダイアナ妃の葬儀が行なわれたのは1997年9月6日のことだったが、今は真冬の1月。衣装だけでは寒かったようで、キャストやエキストラはコートを着たり、ブランケットに包まったりしていた。また、衣装が汚れるのを防ぐためだろうか、ビニールの前掛けのようなものを身に着けている人も。
カラフルな衣装のエキストラも多く見かけられた。
ウィンチェスター大聖堂を貸切って撮影されたダイアナ妃の葬儀のシーンが、最終章でどのような効果を持つのか。『ザ・クラウン』は、ダイアナ妃が亡くなった事故のシーンの撮影は実際にフランスのパリで撮影しており、多くの人に愛され、記憶に残るダイアナ妃という存在を描くにあたり、情熱を持って丁寧に仕上げていくよう。
(フロントロウ編集部)