NFLの頂上決戦スーパーボウルの広告枠は2022年に比べて値上がりして過去最高額となったよう。（フロントロウ編集部）
スーパーボウルのCMが過去最高額を達成
米時間2月12日にアリゾナ州グレンデールのステート・ファーム・スタジアムで開催されるスーパーボウル。2023年のスーパーボウルに出場するのは、カンザスシティ・チーフスとフィラデルフィア・イーグルス。それぞれ過去にスーパーボウルに出場した経験があり、チーフスは5度目で、イーグルスは4度目の出場となる。
また、スーパーボウルのハーフタイムに行なわれるハーフタイムショーは、満を持してリアーナが担当する。年々テレビで鑑賞する人は減っているが、アメリカだけでも1億人が観戦すると言われているスーパーボウル。
そのため、わずか30秒のCMでも超高額。1967年にスーパーボウルが初めて開催された時は、NBCとCBSの2つのネットワークで放送され、60秒CM枠をNBCは75,000ドル、CBSは85,000ドル、そして30秒CM枠を42,000ドルで発売していたが、今や30秒のCM枠が億超え。
その価格は毎年高騰しており、2023年は過去最高金額を記録。Ad Ageによると2023年のスーパーボウルの30秒CMのお値段、なんと9億円（700万ドル）超え。2022年の30秒CMは、約8億5,000万円（650万ドル）だったため、約50万ドル値上がりした。
しかし、こんなにも高額なのにCM枠の売れ行きは好調で、2022年9月時点で広告枠は残り僅かとなっていた。
第57回スーパーボウルのCMには豪華セレブが出演
ほとんどのコマーシャルは、試合当日まで公開されないが、それぞれ予告を自社のSNSにアップ。2023年はジャック・ハーロウがドリトスのCM、オジー・オズボーン、ゲイリー・クラーク・ジュニア、ジョーン・ジェット、ビリー・アイドル、ポール・スタンレーがWorkadayのCM、フー・ファイターズのデイヴ・グロールがCrown RoyalのCMに出演することが決定しているが、なかでも注目を集めたのが、アメリカの楽天のCM。
このCMでは、なんと90年代に大ヒットを記録した映画『クルーレス』のシェールがカムバック。
シェールを演じるアリシア・シルヴァーストーンが、楽天ショッピングを勧めるというユーモアあふれるCMとなっている。
試合はもちろんのことながら、ハーフタイムショーや30秒で9億円超えという企業が大奮発したＣＭにも注目したい。（フロントロウ編集部）
