ユニバーサル・スタジオがゲストの不適切行為に厳格対応
2019年にフロリダ州にあるユニバーサル・スタジオの人気アトラクションのライドショット(※)で、若者4人が片手でナチス式敬礼をし、もう片方の手で白人至上主義者であることを表すハンドジェスチャーをして“永久追放”されたという話を、フロントロウでもお伝えしたが、残念ながら、アメリカのユニバーサル・スタジオでこれは“あるある”だという。
※アトラクションの走行中に撮影される記念写真のことで、絶叫系のアトラクションでは落下する瞬間など、クライマックスで撮影されることが多い。
TikTokerのダニエル・シルヴァーストーンによると、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでアトラクションのオペレーターとして働いていた彼女の友人は、アトラクション乗車中にナチス式敬礼をするゲストを実際に何度か目撃したことがあるという。さらに、ダニエルはこの友人から聞いた話として、ライドショットで不適切なポーズや行為をした場合、画像は他のゲストの目に触れないよう速やかに削除され、“犯人の特定”が行われることも明かした。
「(不適切なものが写っていた場合)その写真は使いものにならない。みんなに迷惑をかけることになる。ユニバーサル・スタジオはその写真から人物を特定し、パークから追い出し、出入禁止にしている」
実際、2019年の騒動の際、ユニバーサル・スタジオの担当者は、「ここはヘイト(憎悪)を要する場所ではありません。私たちの敷地内で憎悪をむき出しにした場合は、厳しく罰します。ヘイトスピーチやヘイト系シンボルを表示したゲストは、ただちに園内から追放し、戻ることは許可しません」と、同様の行為をした場合はパークから永久追放すると警告していた。その言葉どおり、ライドショットで不適切なジェスチャーやポーズをしているゲストを見つけた場合は、厳しい措置を取っているよう。(フロントロウ編集部)