映画『She Came to Me(原題)』で、アン・ハサウェイとピーター・ディンクレイジが共演。夫婦や浮気、子どもたちの恋愛まで巻き起こる!(フロントロウ編集部)

曲者ぞろいのラブコメ『She Came to Me』

 映画『50歳の恋愛白書』の監督や、『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』の脚本などで知られるレベッカ・ミラーがメガホンを取った映画『She Came to Me』で、アン・ハサウェイピーター・ディンクレイジが夫婦に!

 ピーターが演じるスティーヴンは、アメリカのニューヨークに住むオペラ作曲家。5年前にスランプに陥っていたが、セラピストであるパトリシアに助けられ、最終的に彼女と結婚するまでの仲に。彼女の連れ子である10代の息子ジュリアンは、母のハウスキーパーであるマグダレーナの娘テレザと交際中。そんな日々のなかで、スティーヴが恋愛依存症のカトリーナに出会って誘惑されたり、ジュリアンがテレザの古風な父トレイに目の敵にされたり…!?

 本作では、ピーターによるスティーヴンとアンによるパトリシアだけでなく、カトリーナを演じたマリサ・トメイと、マグダレーナを演じたヨアンナ・クーリクの演技も高く評価されている。マリサはMCUの『スパイダーマン』シリーズでメイ・パーカーを、ヨアンナは『COLD WAR あの歌、2つの心』でズーラを演じたことが記憶に新しい。

画像: 曲者ぞろいのラブコメ『She Came to Me』

 本作の独特な雰囲気は好き嫌いが分かれるもので、米THRは本作を、「不自然にエキセントリックさは良い意味でしつこいが、純粋な感情をほとんど伝えないため、どの登場人物に対しても期待が高く感じられない」と批評。一方で米Varietyは、本作の後半に起こる現実を誇張したかのような展開は、「笑って済ませる奇行ではない。本作の表面的な空気感が、現実にある混沌さに触れた1つの方法である」と評価した。また、英The Guardianは、エンディングが他の映画にはない展開を見せており、「でもそれは人から好かれる砂糖菓子」のようなものだと表現した。

 2022年の春には、アンやピーターが本作の撮影に臨む姿が目撃されていた。アンが美しいドレスに身を包んでいる姿は話題になったが、それはどんなシーンなのだろう。

(フロントロウ編集部)

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