元祖お騒がせセレブのパリス・ヒルトンが、夫と出会うまで自分がアセクシャルだと信じていたことを明かした。(フロントロウ編集部)

パリス・ヒルトンが自身のセクシュアリティについて語る

 ヒルトンホテルの創設者コンラッド・ヒルトンのひ孫でリアリティスターや実業家、DJとして活躍するパリス・ヒルトンが、夫で実業家のカーター・リウムと出会うまで、自分がアセクシャルだと信じていたことを米Harper's Bazaarのインタビューで明かした。

アセクシャル(エイセクシャル)とは

 アセクシャルまたはエイセクシャル(※)とは、恋愛感情の有無にかかわらず、他人に性的な魅力を感じないセクシャリティのこと。アセクシャルの中でも、ごく稀あるいは特定の状況下でのみ性的魅力を感じるグレー・アセクシャルや、誰かと強い感情的な絆を築いた後にのみ性的魅力を感じるデミセクシャルなどが存在する。
※「Asexual」という言葉は英語では「エイセクシャル」と発音するが、日本では「アセクシャル」という読みが使われることが多い。

 そして、性的な関係を一切持たないという人もいれば、性的な魅力を感じなくても性的な関係を持つことを選択する人もいるなど、それぞれ異なる。また、アセクシャルを自分の性的指向と考える人もいれば、性的指向の不在と表現する人もいる。

 これまでにバックストリート・ボーイズのニック・カーターやグッド・シャーロットのベンジー・マッデン、実業家のトーマス・グロス、俳優のクリス・ジルカなどと交際してきたパリス。

 毎週違う人物と浮名を流していた時期もあったが、過去のいくつかの嫌な性体験から、パリスは20代の頃から、内心自分のことを“アセクシャル”だと思いながら男性と付き合っていたそうで、「私はセックス・シンボルとして知られていましたが、性的なものに恐怖を感じていました。イチャイチャするのだけが好きだったので、自分で自分のことを『キス泥棒』と呼んでいました。そのせいで恋愛がうまくいかないことも多かったです」と言うと、2019年に現在の夫であるカーターと出会って、初めて“性的なものへの恐怖が消えた”と語った。

画像: パリス・ヒルトンが自身のセクシュアリティについて語る

 カーターとは性行為を“楽しむ”ことができると話すパリスは、「地獄のような日々を経て、ようやく自分にふさわしいものを手に入れた気がします。それは、信頼できる相手、本当の人生を共に歩む相手です」と、彼と新たな信頼関係を築くことができたことに感謝している。(フロントロウ編集部)

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