アレクサンドリア・オカシオ＝コルテスが来日！
アメリカで、名前の頭文字を取ってAOCの呼び名で大きく支持されるアレクサンドリア・オカシオ＝コルテスが来日中！
彼女は、プエルトリコ系アメリカ人の父とプエルトリコ出身の母を持ち、政治家になる前はレストランでウェイトレスとして働いていた労働者階級出身の政治家で、2018年に中間選挙で当選したことから、史上最年少の女性下院議員に。
2020年には、共和党のテッド・ヨーホー議員に放送禁止用語を用いて暴言を吐かれ、彼が自分には妻も娘もいるため暴言は吐いていないと主張したことについて、「娘を持つことが、男性をまともにするとは思いません。妻がいることで、まともな男性が作られるわけではありません」と話す名スピーチで応えたことで、世界各地から拍手が送られた。
一方で、保守派からは狙われやすい立場であり、ドナルド・トランプ氏の支持者が連邦議会議事堂を襲撃した際には、ツイッターで「AOCを暗殺しろ」という発言も流され、命を狙われたが、市民のために声をあげる政治家として活動してきた。
実は鉄道オタク！ 初日は東京駅で...
そんな彼女は、超党派の議員派遣で来日。その目的は、「気候変動、公共交通、経済政策、そして人権」のために何ができるのかを探ることだという。
しかしAOCにとって、ある場所に行くことは念願だったよう。じつは彼女、大の鉄道オタク！ そのため、来日してすぐに受けた研修は、JRの交通網について。東京駅でJRのコントロールセンターなどを見学し、職員から様々な説明を受けたという。インスタグラムで、「新幹線ツアーは、日本に来たかった理由の1つ」とコメントしたAOCは、車内を清掃中のスタッフの様子も記録。日本において電車の清掃員のスキルが高いことは世界的に有名で、彼女も感心したよう。
また、リニアモーターカーについても説明を受けたと報告。東京から京都や大阪まで2時間と少しで行けることに感動したというAOCは、「アメリカでこれをしない理由は、本当にない。挑戦もあるだろうけど、私にとってこれは、地域のコミュニティや経済、街を繋ぐうえで克服する価値がある」と、アメリカにおける高速鉄道の整備に意欲を見せた。
そして彼女が新幹線に乗って向かった先は、福島。福島第一原子力発電所を訪問したという。彼女はインスタグラムで、東日本大震災についてもフォロワーに英語で説明していた。
ちなみに、『ザ・ボーイズ』のシーズン2より登場したヴィクトリア・ニューマン議員は、その雰囲気づくりにAOCが参考にされたという。
（フロントロウ編集部）
