コペルニのショーのスペシャルゲストは5体のロボット
先シーズン、下着だけつけたモデルのベラ・ハディッドの体にスプレーを吹きつけ、即興ドレスを作ったことが話題になったコペルニ(Coperni)が、パリで2023年秋冬コレクションを開催。
17世紀に書かれたジャン・ド・ラ・フォンテーヌの詩『狼と子羊』を、人間とロボットの力関係をテーマにした物語に再構成して行なわれたショー。コペルニは、“支配者も被支配者も存在せず、人類と機械が調和して生きることができる”というビジョンを表現したという。
実際に今回のショーで目玉となったのは、ボストンダイナミクス社のスポットと呼ばれる5体のロボット。犬のようなロボットはランウェイに登場すると、モデルが着ていた服を脱がしたり、モデルからバッグを受け取り、ランウェイを歩き終わったモデルにバッグを返したりとサポート。
In #Coperni’s FW23, they had the Boston Dynamics “spot” robots as a special guest. Recreating the fable “The Wolf and The Lamb”, @riannevanrompaey (as a lamb)’s jacket is being snatched by one of the robots (as a wolf).
— Fashion Week (@FashionWeek) March 3, 2023
Video courtesy of @susiebubble pic.twitter.com/v6ddrbAHor
まさにコペルニが提案するように、ランウェイで人類と機械が調和しており、先シーズンに続き再び話題になるショーだった。
ちなみに今回発表されたアイテムも注目を浴びており、5万5,000年前の隕石を使ったブランドのアイコンバッグであるスワイプバッグやAIソフトウェア「DALL-E」で作成したプリントを手作業で塗り直したアイテムが登場した。(フロントロウ編集部)