『The Crowded Room』アマンダVSトムの手に汗握るリミテッドシリーズ
トム・ホランドが主演・製作総指揮を務めるドラマ『The Crowded Room』は、1979年にニューヨークで起きた銃撃事件に関与して逮捕されたダニー・サリバン(トム・ホランド)と、彼を尋問するリヤ・グッドウィン(アマンダ・サイフリッド)との一連のインタビューを通して語られる全10話のスリラー。
今回公開されたファーストルックは、主人公であるトムとアマンダのものが中心だが、幼いダニーとダニーの母(エミー・ロッサム)の写真も一枚ある。ドラマでは、過去と現在を行き来しながらダニーという人物を形成した過去のできごとも描かれるそう。
『The Crowded Room』はどんな作品?
2001年の映画『ビューティフル・マインド』でアカデミー脚色賞を受賞したアキヴァ・ゴールズマンが手掛ける『The Crowded Room』は、ダニエル・キイス著の『24人のビリー・ミリガン』にインスピレーションを得ている作品だが、一部、アキヴァ・ゴールズマンの人生の出来事がベースになっている部分もあるという。
『24人のビリー・ミリガン』は、1978年に著されたノンフィクション本。アメリカの犯罪史上初めて解離性アイデンティティ障害(旧多重人格障害)を理由に無罪判決を受けたビリー・ミリガンの実話を基にしており、ビリーが別の人格に切り替わる瞬間や、彼の治療の進行についても詳しく説明されている。さらに、彼の幼少期の虐待や、その後の苦悩に満ちた人生が、彼の精神の分裂にどのように影響を与えたかにも触れられている。
(フロントロウ編集部)