ミシェル・ヨーがオスカーでのスピーチ通りオスカー像を母国へ
映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で主人公のエヴリンを演じ、2023年のアワードシーズンの主役とも言っていいほど数々の賞を受賞したミシェル・ヨー。なかでもアカデミー賞でアジア系女性として初めて主演女優賞を受賞したことは大きな話題に。
受賞後は祝賀会が開催され、『ウィキッド』で共演するアリアナ・グランデやシンシア・エリヴォ、そして『モーガン』で共演したアニャ・テイラー=ジョイらにお祝いしてもらっていた。
そんなミシェルはアカデミー賞で主演女優賞を受賞した際、「これは私の母、そして世界中の母親たちに捧げなければなりません。なぜなら、母親は本当にスーパーヒーローだからです。彼らの存在なくして、私たちは今ここにいないのです。私の母は84歳です。これ(オスカー像)を母のために持って帰ります。彼女は今、マレーシアで私の家族や友人と一緒にこの中継を見ています。みんな(※家族や友人)のことを愛しています。あなたたちのためにこれ(オスカー像)を持って帰ります」と、母国にオスカー像を持って帰る宣言をしていたが、ついにそれが実現した。
ミシェルは「ミスターO(オスカー像)を家に連れてきました。両親の愛と信頼とサポートがなければ、私は今ここにいません。本当に愛している」とキャプションをつけ、母親がオスカー像を持っている写真をインスタグラムで公開。
そしてその投稿の2枚目には、お墓にオスカー像を持って行っている姿が写し出されていた。なぜミシェルはお墓にまでオスカー像を持って行ったかというと、父親に見せたかったため。ミシェルの父親は2014年に死去。そのため、ミシェルがアカデミー賞で主演女優賞を受賞する姿は見られなかったが、こうして墓前にオスカー像を手向けていた。
ちなみに現在マレーシアに滞在しているミシェルは、4月28日に福岡県で開催される鳴鳳堂国際青年映像祭に出席することが決定している。(フロントロウ編集部)