映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でピーチ姫の声優を務めるアニャ・テイラー=ジョイが、同作でピーチ姫が強くてクールなプリンセスとして描かれたことへの喜びを語った。(フロントロウ編集部)

映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』で強いキャラクターとして描かれたピーチ姫

 4月28日についに日本でも公開され、日本におけるイルミネーション作品の歴代No.1となるオープニング成績を記録するなど、日本でも幸先の良いスタートダッシュを切った映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』

 全世界での興行成績は10億ドル(約1,370億円)を突破するなど、早くも今年を代表する1作となりつつ同作だが、ゲームのオリジナルの要素は残しつつも、映画化にあたってそれぞれのキャラクターの魅力をさらに引き出しているところは、同作の数あるヒット要因の1つ。

 なかでも、アニャ・テイラー=ジョイが英語版の声優を務めたピーチ姫は、ゲームでの「捕らわれの姫君」というイメージを脱却して、むしろ主人公であるマリオを引っ張っていくような、強いプリンセスとして描かれている。

アニャ・テイラー=ジョイがピーチ姫の描かれ方を語る

 声優を務めたアニャによれば、彼女自身もピーチ姫をマリオ&ルイージの兄弟に頼りきりなプリンセスとして描くことはしたくなかったといい、もしそういう脚本であれば「やりたくありませんでした」と英GAMINGbibleと明かしている。

画像1: アニャ・テイラー=ジョイがピーチ姫の描かれ方を語る

 しかしながら、アニャの心配は不要だったようで、ピーチ姫を強い女性として描くことには、映画の共同プロデューサーで、任天堂の代表取締役フェローである宮本茂氏も含めてチームの全員が賛成だったそう。

 「ピーチ姫の方向性に関して、フィルムメーカーも任天堂もイルミネーションも、私たち全員が同じ認識を持っていたということが嬉しかったですし、とても感銘を受けました。宮本さんも気に入ってくれました」とアニャは振り返っている。

画像2: アニャ・テイラー=ジョイがピーチ姫の描かれ方を語る

 ピーチ姫はキノコ王国を統治するプリンセスとして登場することもあり、アニャはむしろ強い女性として描かれるほうが「理にかなっている」と考えているよう。「ストーリーのことを考慮すれば、キノコ王国の女王として君臨するのは間違いなくタフなことですよね。そもそも、一国を統治するにはタフにならなければいけないのです。なので、こうやって描かれるほうが理にかなっていると思います」。

 そして、ピーチ姫が強くてクールなキャラクターとして描かれることで、アニャが何より嬉しく感じるのは、そのことが子どもたちに与える影響だという。「この映画を作るまでのプロセスも大好きでしたが、今になって見返したときに、彼女がいかに強くて、いかにクールかというところに心を動かされました。彼女が今の子どもたちにとってのロールモデルになっていくのかと思うと、信じられないような気持ちです」と語った。(フロントロウ編集部)

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