デッカード役ジェイソンとホブス役のドウェイン
ジェイソン・ステイサムは、2013年公開のシリーズ6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』にカメオ出演して以来、6作目『ワイルド・スピード SKY MISSION』、7作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』、8作目『ワイルド・スピードICE BREAK』に冷酷な殺し屋のデッカード・ショウ役として出演。一方、ドウェイン・ジョンソンはルーク・ホブス役で5作目『ワイルド・スピード MEGA MAX』よりシリーズに参戦して8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』までメインキャストとして毎作出演。
そんな2人は、2019年には同シリーズのスピンオフ作品『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』でW主演としてタッグを組んだ。
ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムの仲は?
映画では水と油と言えるくらいお互いを嫌いあう間柄だが、実際の2人の関係はどのようなものなのだろうか?
スピンオフ映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の撮影中には、口論するシーンを“アドリブでいこう”などと相談して面白くしていく良きコラボ関係にあったという2人。ジェイソンはHBOの取材で、「表情を崩さないようにこらえているシーンがたくさんあった。カットがかかった瞬間に吹き出していたよな」と、現場が笑いにあふれていたことを告白。これにドウェインも同調しており、WGN Newsに「すごく笑った」と撮影を振り返った。
ジェイソンはWGN Newsの取材では、「このようなバチバチの演技は、心底愛している相手とだからこそできる」とドウェインへの愛を語り、「彼と一緒にやれるのは幸運」「彼は何を言っても笑い飛ばせる」などと、俳優、そして人間としてのドウェインを称賛。また、ジム・ノートンとサム・ロバーツのラジオ番組では、「(ドウェインは)身体能力が高く、自分のやることに精通しているから、アクションシーンをやる相手としては最高です。彼は流れるように動きます。時間と空間の判断力に優れているので、間違っても頭を殴ってくるようなことはない。非常に正確で、とてもリラックスしている。一緒に仕事をするには、まさにダイヤモンドのような存在です。10点満点です」と絶賛した。
ジェイソン・ステイサムはヴィン・ディーゼルとの不仲をどう思っている?
ジェイソンとドウェインはお互いをリスペクトしあっているようだが、では、ジェイソンはもう一人の共演者であるヴィン・ディーゼルとドウェインの不和にはどのような立場を取っているのだろうか?
ドウェインとヴィンは、8作目『ワイルド・スピード ICE BREAK』を制作していた2016年から険悪な仲に。ドウェインがヴィンを「弱虫」と呼んで不満をもらしてから、双方が公にコメントを出すほどピリピリの状態となった。
この騒動について2016年にPeopleで聞かれたジェイソンはこう答えた。
「私は他人の口論やトラブルには関わらない。自分はその件に関係がないし、関与したくもない。ドウェインは他人の支配を受けない男だ。彼には自分の意見を自分の言いたい方法で言う権利がある。彼の言わんとしているところは、あなたから彼に聞くしかないですね」と、きっぱりとこの論争に加わることを拒否。2人の間で中立の立場を保つ発言をした。
ジェイソンがヴィンについた!? 不仲説は本当?嘘?
ただその後、ジェイソンが9作目『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のエンドロールでのカメオ出演を経て、2023年の10作目『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』に出演。
そのせいで、一部ではジェイソンが友人であるドウェインを裏切ってヴィン側についたのではとしてドウェインとジェイソンの不仲説が囁かれたが、これはあくまで憶測で事実ではないとみられている。
シリーズ最終章では、仲良く全員集合!
そんななか、『ワイルド・スピード』が2025年の11作目(※10作目のパート2)でシリーズフィナーレを迎えようとするなか、2023年6月にドウェインがヴィンとの不仲解消を報告。2023年公開の10作目『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のクレジットシーンにカメオ出演して、2025年公開の最終作で本シリーズ復帰することを認めた。
2025年公開予定の『Fast X Part 2(原題)』にはジェイソンも出演が予定されているため、ようやくファミリーが一堂に会するよう。
ちなみに『ワイルド・スピード』は『Fast X Part 2(原題)』がシリーズ最終作とされていたが、さらにもう1作品作られる予定になったというウワサも出ている。