映画『バービー』予告編で話題のバービー・フィート
8月11日に公開を控える映画『バービー』は、世界中で最も有名なファッションドール「バービー」の世界を、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』のマーゴット・ロビーと『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングが主演で実写映画化。
4月に公開された予告編は、ツイッターでワールドトレンド1位になるほどの話題になったが、中でも話題になったのがハイヒールのシーン。バービーの足のクローズアップ・ショットで始まるこのシーンでは、ピンクのフェザーつきハイヒールをコツコツさせて歩いてきたバービーがぴたりと止まってヒールを脱ぐのだが、脱いだあともかかとは上がったまま! ハイヒール形に固まった“バービー・フィート”がドールの世界観を忠実に再現していると、クリッシー・テイゲンのようなセレブリティも議論に参加する大バズになった。
「ハイヒール・シーン」に見えるマーゴット・ロビーの女優魂
予告編のバービー・フィートがバズった当時、クリッシー・テイゲンも「このショットについて細かく知る必要があります。何回撮影したのか、何かにつかまっていたのか、ハーネスをつけていたのか、ばみりはベタついていたか、これは彼女(マーゴット・ロビー)の足なのか、誰がペディキュアをしたのか」と撮影の舞台裏ネタを切望していたが、今回、そのリクエストにマーゴットがFandangoのインタビューで応えた。
まず、自分の足であることを認めたマーゴット。「全部で8テイクくらい撮影しました」とテイク数を明かすと、「歩いていく先の床には両面テープが貼ってあったので、靴が床から離れることなく脱ぐことができました。手すりにつかまっていました。でもそれだけで、ハーネスなどは着けていませんでしたよ。歩いて行って、カメラの上に設置された手すりにつかまるっていう感じでした」と、見ているだけでも足がつってしまいそうな難易度高めの撮影の裏側を振り返った。
この舞台裏秘話には、記者や共演者も「ワオ」と驚きの声。バービー役のイッサ・レイは「なんてパーフェクトなアーチだったのでしょう」と褒めたたえ、マーゴットが幼い頃にバレエを習っていたことを知ったケイト・マッキノンは「だからあんな(綺麗な)アーチなんだ」と納得した様子だった。
そしてこのシーンは、マーゴットの女優魂の表れである。
今回のような、俳優の顔が映されないインサートカットは代役にやらせる場合も多いが、マーゴットは「いつも自分がやるようにしています。監督にはいつも『お願いだから自分のシーンは私にやらせて下さい』といいます」と告白。完成した映画を見て「自分のものではない手などが写ってるのを見るのが本当に嫌なんです」と続けた。
予告編だけでも「マーゴットのバービー姿の再現性がスゴイ!」と話題だが、細部にわたってバービーを演じきったというマーゴットの演技に期待が高まる。映画『バービー』は8月11日(金)公開。