海外で水風呂が一大トレンドに
日本では、サウナや銭湯でおなじみの水風呂。そんな水風呂がここ最近欧米で一大トレンドとなっていて、とくに「コールド・プランジ・タブ(Cold Plunge Tubs)」と呼ばれる水風呂専用の装置を使って冷水浴を取り入れるのが最新の健康法として注目。
セレブはいち早く水風呂にハマっていて、グウィネス・パルトロウをはじめ、ヴィクトリア・ベッカムやヘイリー・ビーバー、ケンダル・ジェンナー、キム・カーダシアンなどトレンドに敏感な多くのセレブが実践している。
セレブも夢中になっている水風呂は、身体の疲れや炎症の回復をサポートしてくれたり、リラックスできてメンタルヘルスにもよい影響があったりといった効果が期待できると言われている。
そんな水風呂を自宅で取り入れるときのコツを、米メディアShapeが特集。本格的な水風呂を自宅のお風呂で体験できる、そのコツをご紹介。
水温はどれくらいにするべき?
水風呂をするうえで難しいのが水温。理想的な水温について看護師兼パーソナルトレーナーのジーナ・カイファノ氏は、10~15℃がベストだと説明。
日本では水道から出る水は平均して16℃~19℃となっていて、夏場にはそれ以上の水温となることも少なくない。となると水道水よりも低い温度にしないといけないため、たくさんの氷を使って冷水をつくる必要が出てくる。
カイファノ氏は、「水に浮かせるタイプの水温計を準備し、水と氷を混ぜて10~15℃の冷水をつくるようにしてください」と勧めている。
何分くらい入ればいいの?
水風呂となると、一体どれくらいの時間入ればいいのかというのも気になるところ。カイファノ氏は、「最初は10秒~1分程度でもいいと思います。最終的には3分間入り続けることを目標にしてください」とアドバイス。
長時間入り続ける必要はなく、最大3分程度を目途にしつつも、きつい場合は早めに出てもOK。水風呂に入っている間は、呼吸をコントロールすることに集中し、リラックスするのがポイントだという。
むしろ長時間入り続けるのは危険がともなうそうで、カイファノ氏は「極寒の温度で入浴しなければ基本的に安全ですが、長時間入り続けることで低体温症になることも考えられます」と指摘。3分程度というルールを守れば、サウナや温かいお風呂と交互に繰り返すのは問題ないと明かした。
ちなみに継続的に取り入れるなら、週2~3回程度がオススメだという。
海外でブームを巻き起こしている水風呂を自宅で取り入れる方法。基本的には危険のない健康法ではあるものの、体調がすぐれない場合や不快感がある場合は中止するなど、無理のない範囲で注意して行なうのを忘れずに。